セルフ整体ミオンパシーで効果を体感するコツ

健康

さてとポテト。

ミオンパシーという整体法の話の続きです。

ミオンパシーってナニよ?って方はこちら見てみて下さい↓

ミオンパシーは確実に筋肉を変化させる

その後、セルフミオンパシーを続けること二ヶ月ほど。

正直申し上げて、はっきりと変化があります。

やればたいがい、その筋肉の硬さや痛みが直後に消えます。

いやホントに。

それについてはもう、「人間の体の法則」みたいなもんでまちがいないなってのは、いろんな箇所をある程度やってみれば実感できると思います。

やり方とか個人個人の体の状態もあるでしょうけど、坐骨神経痛をはじめ20年以上各種慢性症状を抱えた、なかなかやっかいな心身であろうと自覚してる私が、これだけはっきり言えるワケですからしてハイ。

なんで、せっかくミオンパシーってワードまでたどり着いたのにスルーしちゃってたり、ちょっとやってみたけどイマイチ効果を実感できないって方向けに、セルフミオンパシーで変化を感じるコツみたいなものを残してみます。

正直に書いときまして、ここんとこメンタルのモヤモヤはあったりなかったりするんですが、セルフミオンパシー開始以降、坐骨神経痛は「気になるほど症状を感じない」状態が継続してます。

つい最近ミオンパシーを知って、セルフで二ヶ月やってみて変化を感じてる、ただのオジさんのブログ記事ですが、参考になれば嬉しいです。

セルフミオンパシーの手順

改めて手順です。

  1. 気になるとこを手で押してみて、痛み・硬さ・くすぐったさなど、違和感を感じる場所を見つける
  2. そこを押さえたまま、体を動かしつつその筋肉がゆるむ姿勢を探す
  3. 見つかったらその姿勢のまま90秒待つ(手はそのままでも離してもOK。つっても初めのうちは触れたままにしてビフォーアフターを感じた方がいいです)
  4. (反対側の手を使うなど)なるべくその部位を直接動かさないようゆっくりと自然な体勢に戻す

これホント、書いてあると「アレやってコレやって」みたいに感じますけど、やってみると、ま~なんてことのない動作です。

まずは「症状のある箇所」でなく「押して痛みの出る箇所」を狙う

まず最初のうちは、「症状のある箇所」でなく「押してみると痛みを感じる箇所」に狙いを定めましょう。

コレなぜかと言いますとね、最初はみんな「そんな魔法みたいに痛みが消えるなんてありえないでしょ」って、半信半疑どころか一信九疑ぐらいの勢いで疑ってかかってるワケです。

そんで、慢性的に感じられるほどまでになった「症状」ってのは、ピンポイントでどこか一箇所の問題というよりは、全身のつながりの中でバランスがとりきれなくなって出やすいところに出てくるものなので、症状の出てる筋肉の一箇所を緩めたところで、実感として「よくなった」とはなりません。

えぇ、ただのオジさんの見解です。

たとえば、体を1000個のブロックに分けてみて、そのうちの1ブロックが正常になったから、異常な周辺10ブロックにまたがって出てる症状が消えるかって、そうはならないと思いません?

そうすると、「やっぱ効かないわ」ってやめちゃう。

「なにをやってもよくならない」のやったことリストがまた一行増えると。

変化を実感できるともう一回やりたくなる

ココなんです。

まずはとにかく変化を実感すること。

なので、普通に生活してても出ない痛みをわざわざ見つけて、その筋肉をピンポイントで緩める。

すると、その痛みが消えたかどうかがはっきり分かるので、「こういう人間の体の法則があるんだ」ということを体感から受け入れられるようになります。

その積み重ねで症状を改善していくと。

ましかし、人それぞれの効く効かないの判断の分かれ目はココなのかもしれませんね。

素人がちょっとやってみたぐらいでは「症状」をキレイに解消するのは難しいけど、「ピンポイントの痛み」を消すことはけっこうかんたんにできる。

「症状が消えない」でなく、まずは「痛みが消えた!」を何度か体感すると、すぐに「効かないわ」ってならなくて済むんじゃないでしょーか。

おすすめの最初のセルフ整体部位は肩関節周辺

そんなんで、キレイさっぱり症状を解消しようなんて気負わず、テレビ見ながらテキトーにやってみるぐらいがちょうどいいと思います。

手始めは肩関節周辺がおすすめ。

治る治らないというより、「痛みや硬さが消える」のを体感するのにちょうどいいという観点からです。

テーブルにヒジを置いたり、壁にヒジをつけたり、いろいろ(曲げる角度とか壁などと体の距離とか)動かしてみると、肩周りの筋肉が緩む感覚が分かると思います。

細い筋肉が多いので、緩む感覚も痛みや硬さが消える感覚も分かりやすくて、その辺を実感できると、もうちょいやってみよっかなってなります。

まずはとにかく体感。

でね、緩むということは、自分の筋肉が硬く縮んでいたということなワケです。

いたるところで筋肉がギュッと縮んでるから、その分だけいろんなとこがピーンと突っ張って猫背になったり、無理な姿勢に変化してって痛みが出てたりってな感じで、ってこんな理屈もついてきて、さらに継続するモチベーションになるのですハイ。

ちょっとしたコツとしては、最も緩む箇所を探し当てようとするより、触りながら動かしてるとフワッと筋肉が緩むポイントがあるので、そこで静止する感覚の方が、ワタクシ的には効果を感じてます。

あと肩の場合、重力によって絶えず無意識に力が加わってる時間が長いので、重力からの解放みたいな意識も大切なんじゃないでしょうか。

前の記事でおすすめしたムック本は、本当に最初の最初の目安として役立ちますが、あくまでとっかかりな感じでして、載ってる以外にも緩め方はいろいろじゃないかと思います。

自分の生活エリアの中で、イスとかテーブルとか、壁、ベッド、ソファー、クッションなんかを使ったり、いろんな方法で試して、自分なりの緩めポイントを見つけましょう。

不意にフワッと緩むと嬉しくなります。

体は元に戻ろうとする

理解しておきたいのが、ちょっと緩めたところで、体はまた元(緩む前)に戻ろうとするということです。

ホメオスタシスという体のはたらき。

坐骨神経痛の記事で書いたホメオスタシスの説明が、我ながらヒッジョ~に分かりやすいので引用しますよ。

ホメオスタシス(生体恒常性)は健康を維持する身体機能ではない

ホメオスタシス(生体恒常性)と聞くと、体温をキープするとか、血圧を一定の範囲でコントロールするとか、なんとなく、ほっといても健康を維持してくれる体の機能だと思ってる人が多いんじゃないでしょうか?

解釈の違いともいえるかもしれませんが、「常に “今” をキープしようとする働き」の方がより的確です。

つまり、よい状態をキープしてくれることもあれば、悪い状態をキープしてしまうこともあるということ。

生活習慣による心身の不調なんかは、ホメオスタシスの悪い方の影響が出ているケースが多いワケです。

子供の頃はそんなことなかったのに、いつの頃から猫背になってる。

猫背度合いを三段階として考えてみましょう。

何かしらの影響(それこそ無意識の生活習慣)で、猫背レベル0だった人が「この方が楽だな」と感じるようになってきて、猫背レベル1の姿勢を取ることが多くなってきます。

そうすると、徐々に猫背レベル1が標準になっていく。

つまり、基準が0から1にズレていくってこと。

基準がスライドしながらどんどん楽な方向に変化してっちゃう。

そうやって、徐々に徐々に猫背レベル1が2になり3になると、今度は、楽だと感じていた猫背の姿勢によって、「肩こり」や「首痛」という別の不調が出てきたりするワケです。

大きく見れば、「猫背が楽」と感じ始めたところで、すでに何かしら体のバランスが崩れてるんだけど、それ自体が正されるワケではなく、「猫背になると楽になる」というそれこそ楽な方向に流されてしまうのが脳であり、本来のホメオスタシスだということです。

常に現在を基準にして、一定の範囲でよい方向へも悪い方向へも変化し続ける。

人間が本能のおもむくままに生きて、動物のように体を動かすことが自然だった時代であれば、ホメオスタシス=健康を維持するという理解だけでも通用したのかもしれません。

人間が不自然なことをすればするほど、ホメオスタシスの悪影響は増えていくことでしょう。

23年しびれ続けて分かった。坐骨神経痛の原因はヘルニアではない。慢性痛には薬も治療も病院も整骨院もいらない。

ちょっと前の1000個のブロックのたとえみたいなもんで、体は全体としてバランスを保っているので、ある一点が「本来の正常」に戻ったとしても、それまでの「悪いなりに保ってきた全体のバランス」が圧倒的に優位なために、「正常」よりも「直近の状態」に戻ることを優先するということです。

なのでまぁ、その辺がセルフの限界といえばそうなのかもしれません。

個人個人の体の状態から、どの程度の範囲を一度に緩めたらいいのかとか、どういう順序で緩めていくと全体として正常な筋肉の働きに戻りやすいのかとか、「症状」をすみやかに解消したければ、迷わずプロの知識と経験と技術に頼りましょう!

セルフミオンパシーで筋肉以外もよくなるかも

でもですね、やっぱとりあえずはそんなに重く捉えず気楽にやってりゃいいんですよ。

テレビみながらでも、お風呂の中でも、寝る前のリラックスタイムでも。

セルフミオンパシーの基本的なやり方、こちらの動画【毎日90秒】シリーズが分かりやすいです。

あとはこちらの一覧も参考になります。

『セルフ整体ブログ記事一覧』
ブログに訪問頂き、ありがとう御座います。ポーズ(姿勢)をとるだけで、筋肉の守る仕組み「筋肉ロック」を解除する施術「ミオンパシー」を世界中に広めています、鮎川し…

やってみてる限りセルフミオンパシーがマイナスに働くってことはそうそうないだろうし、私ひとつやっぱりなんとな~く感じるのは、いわゆる筋肉としてのロックだけでなくて、(自律神経だとか代謝だとか)細胞としての身体機能も止まっちゃってるんじゃないかなーって。

はっきりどこかが治ったとはいえないけど、その辺が少しずつ正常化していってるような。

なので、一回一回筋肉的な変化が感じられなくても、細胞として正常化してってるんじゃねーかというポジティブなイメージを持って続けてる感じはありますかね。

でもね、慢性痛に日々を蝕まれて毎日ツラいような方は、セルフでチマチマやってるよりミオンパシーの治療院に行ってみた方がいいです。

行ってもないのに勧めるのもアレですけど。

https://www.igia-tokyo.com/link.html

ってなとこで、ワタクシは今んとこまだまだセルフでチマチマ継続してみますヨ。

じゃ、おやすむ~!!

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