さてとポテト。
友人家族とメシがてらした話。
息子が高熱を出した時の話になり、友人の妻リカコに「何℃出たの?」と聞かれた息子が「40℃」と答えたところ、(私が健康にうるさいことは知った上で)私に対して「40℃!?40℃も出たら解熱剤飲ませなきゃダメだよ!」と言う。
「40℃出たら精子が死んじゃうから(生殖機能が失われるというニュアンス)」と。
私自身、「たしかにそんなん聞いたことあるな」とは思ったものの、その話の信ぴょう性については、どちらと言えるような情報を持ち合わせていなかったこともあり、その場は返事にならないような返事で濁した。
ただ、瞬時に言葉にならずとも、私のこれまでの健康探求から、体自らが発する熱で身体機能が不可逆的に失われるようなことはないだろうという確信はありつつ。
今サクッと調べてみたところ、高熱で(その時点での)精子の数は減少するが、3ヶ月程度で回復(新たな精子が成熟)し、やはり根本的な生殖機能に影響はないようだ。
個人的には、高熱で精子が減ること自体が、その状態で受精してしまった場合に胎児に与え得る悪影響を未然に防ぐための防御機能なんではないかなと思ったり。
同年代でみんななんとなく聞いたことがあるってことは、数十年前にテレビでやってたのをそのまま信じているだけのことなのだろう。
熱は薬で下げるものという常識をつくり、解熱剤を売りたいとかそんなとこか。
とまぁ、知ったところでべつに私はそれをリカコに突きつけようとは思わない。
一般的な社会常識を味方につけて、それをさも自分含めみんなの正しさのように押しつけてくる人間が、同じ一般大衆の異論に説得されることはないからだ。
本質で見れば、体が正常に戻るのに必要な分だけ熱は上がり、本来必要な発熱を人為的に下げてしまうことの方がよほどリスキーだろうが、それを伝えたところで、人間の心理構造上素直にウンと返ってくることはなく、この類の議論がハッピーエンドに終わることはまずない。
そこでなにも言い返さないから、こんな世の中になるんだろうというご意見も理解できる。
がしかし、言い返したところでそれがたとえ正論であっても受け入れられることはなく、大衆同士の分断が深まるのみで、高みの見物をする仕掛け人たちの酒のつまみにもなるかどうか。
それでもリカコは止まらない。
自分の息子の(普段はできない)おでこの吹き出物が薬で治ってきたという話しから、ウチの娘が年頃になり、吹き出物ができた時は、跡が残るから薬で治さなきゃダメだよと、二重マスクで私を諭しにかかる。
小さな頃からいつでも「ぷっちょ」を与えられて育ったリカコの息子に吹き出物ができるのは、なんら不思議なことではない。
皮膚症状は排泄だ。
定常的な微量の排泄では足りないからこそ、症状として表れる。
そう考えると、真っ先にワクチンが浮かぶが確認はしない。
(要因は数多あるにせよ)食を始めとした生活習慣がある程度まともなら、そもそも吹き出物だらけになるようなことはないだろうし、できたとしてもキレイに治ると思っているが、例によってその場も返事にならないような返事で濁した。
正しいかどうかで争い、人を選別し合うよりも、友人関係を守ることの方がお互いにとって大切だと思うから。
基本的に、「家族を守るため」、「私の姿勢を理解した上で(議論ではなく)知識や情報、意見を求められた場合」、「(やすむとしての)ウェブ上」以外で、社会常識と異なる意見を自分から発言するのは得策ではない。
近年自ずとそんな判断になってはいたが、より明確に意識していこうと思った。
こんな社会にウンザリしても、孤立するよりは、モノが言い合える人づきあいを末永く大切にしたいものである。
人という字は人と人とが支えあってできているのだから。
じゃ、おやすむ~!!
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