清水 英寿さんの【実践「口腔内科」】という本に書かれていた、著者考案の冷え性根本改善方法【アッチ湯】を試してみました。
2~3回やっただけでも効果を感じられたので、紹介しときます。
冷え性体質の根本改善「アッチ湯」の説明
熱めのお湯に足をチョンッとつけては「アッチ!」ってのを繰り返すから「アッチ湯」です。
かんたんに理屈を言うと、浸せないほど熱いお湯で断続的に交感神経(興奮時に優位になる神経)を刺激したあとに、心地よい温かさのお湯にしばらく浸して副交感神経(リラックス時に優位になる神経)にスイッチすることで、自律神経を整えて「冷え」を改善するってことみたいです。
浸せないことで、脳に「アッチ!」って信号は行くんだけど、実際には血液や体液は温まってない状態ってのがポイントみたい。
私のかんたんなやり方を書く前に、公式のやり方を引用しておきます。
「アッチ湯」の方法についてご説明します。直径30センチメートル程の足が収まるサイズの桶に、60℃前後のお湯を5センチメートルほど張ります。安定した椅子に腰掛けて、そのお湯に足裏を瞬間浸しては上げるのを繰り返します。お湯は自然に冷めるので、48℃になってくると足をずっとつけていられるようになりますが、足を浸けている時間は10分で終了します。
実践「口腔内科」
48℃以上のお湯は、人体に危機を感じる熱さなので交感神経が刺激されます。48℃から40℃までは心地よい温度で、副交感神経が目覚めた状態になります。40℃以下になると、身体のエネルギーが奪われて、ぞくっとする瞬間があります。そのため40℃で中止します。
湯のエネルギーは、へそ下の下丹田よりも上昇しないようにするのがコツで、上半身は暖(温?)めないようにします。頭寒足熱です。普段手の指先が冷えているからといって、手浴はしません。温かい血流が即座に脳に達するためです。
湯液はやけどをしないように、大さじ一杯程度の塩(ミネラル分)を溶かしておきましょう。~この方法で、四肢の末端の血液循環が良くなるので「しもやけ」をはじめ、「魚の目」の改善、イボの消失も可能です。口腔粘膜も暖かくなって免疫力が向上し、同時に酸素の供給量も増加するので、酸素を嫌う歯周病菌及びカビ菌が抑制されます。
また、東洋医学では、足の指は、親指から小指まで順番に、肝臓→胃→腎臓→胆嚢→膀胱と、経絡という氣の道でつながっています。
足先が温まると、同時に内臓も温まるのです。夕方、疲れると足がむくんで靴が窮屈になるのは、内臓が疲れてむくんでいることを表しています。
MMS(二酸化塩素)についての記述もある【実践「口腔内科」】
余談ですけど、この本「MMS」についての記述があったりするぐらいで、健康に対する全身的なアプローチに精通した歯科医の先生だと思いますハイ。
アッチ湯のざっくり手順(必要なアイテムや温度の目安)
まず、場所はお風呂場がベストです(が、お風呂じゃなくてもできます)。
風呂のフチに座ってやる感じ。
できる環境の人はお風呂に60℃のお湯をはってやるといいのかなと思います。
私の場合は、100円ショップでバット、、いや二ーガンの相棒ルシール(有刺鉄線巻いた野球のバット)でなくて、キッチン用品のコレね。
靴のサイズ27cmぐらいまでの人ならこれで両足収まると思います。
これに、まず底から1.5cmぐらい水を入れて、沸かした熱湯を水の二倍量程度加えます。
これでだいたい60℃になります。
まぁでも、こんな温度計がひとつあると便利です。
コーヒーの湯温計ったり、
マスクの煮沸消毒の湯温計ったり、
ひと口カツの油の温度計ったり、なにかと重宝します。
さ、余計なリンク失礼しました(「計」がいっぱいでまさに余計!)。
手順に戻りましょう。
そしてその60℃のお湯に、「アッチ!」と足をつけては離すのを繰り返す。
7~8分くらいアッチアッチやってると、ちょっと熱いけどつけてられるぐらいの温度になってきます。
それがだいたい48℃です。
48℃から、お風呂よりちょっとぬるいかな~ぐらいの40℃まで足を浸して終了。
こんな感じで、温度計で計らずとも体感で判断できます(何度か温度計で計りつつ体感と照らし合わせてますので大きなズレはないかと)。
時間としてはトータルで15分くらいでしょうか。
本読んだりしながらやるとあっという間。
やることはこれだけです。
(公式の説明を見落としてて)塩はずっと入れてませんが、慎重にやればやけどするほどのもんじゃないですハイ。
アッチ湯にあるといいもの
上の説明でも書きましたが、パネルでピピッと温度設定できちゃう人は湯船でやれば、必要なものはなにもありません。
ただ、張るお湯の量(くるぶしの下辺りまであれば充分)が少ないので、その量で止めて60℃かどうかってのはちょっと環境によってマチマチなんではないでしょうか。
てゆーか多分60℃より低いと思います。
なので、やかんにお湯沸かして足しましょう。
温度計なしでの目安は、一瞬でアッチ!となるかどうかで。
急な雑だっし~!
急な「じりっし~」記事↓
さて。
湯船でなくて、最低限のお湯でなるべく正確な温度でやりたいってことなら、必要なアイテムは桶なりバットなり「両足を浸せる容器的なもの」と、さっきの「温度計」のふたつだけです。
冷えとり健康法よりアッチ湯に効果を感じた
冷えとりを冬場から半年以上続けてましたが、さほど改善の体感はありません。
根気よく地道に続ければ効果の出るものだとは思ってますが、ちょっと根気が尽きました。。
冬場はまたやるかもしれませんけど。
んでそれが今回の「アッチ湯」、2~3回やったあたりから、そういえば日中の職場での足元の冷えがないなってのをふと感じたんですわ。
まぁ夏場なんで話半分なとこはありますけど、去年まで夏だろうが冬だろうが末端の冷えは感じてた気がするので、おそらくアッチ湯の効果だと思います。
冬を迎えてどうなるかですね。
そんなことで、もしかしたらすげー効果的な冷え性改善法なんではないかと、週2~3回ペースで実践してるうちにご紹介してみた次第であります。
じゃ、おやすむ~!!
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