ダウンシフトで失敗しないために。人生から「仕事」を減らす自分働き方改革。

生きづらさ

どうも、履歴書のプラスにならない職歴コレクター、林やすむ[@hayashiyasumu]41歳です。

私は、2017年9月にビルの受付係にダウンシフトしました。

簡単に言うと、初老の男性がやるようなお仕事になります。

FIREは無理でもダウンシフトならできる。高校中退アラフォーの働き方例
高校中退、手に職なしの妻子あり(娘7歳、息子3歳)、鈴木よそじです。 二ヶ月半ほどの無職期間を経て、この度ようやく職にありつけました。 前職のWEBコンサルタント見習いから、ビルの受付のおじさんへの転身です。 実践ダウンシフト! ということで、人生先取りの “初老デビュー”

ダウンシフトでもシフトダウンでもどっちでもいいけど、要は低速ギアに切り替える。

最近だとFIREなんてのも近い考え方かもしれません。

細かい定義はどうあれ、仕事にかかっている負荷を今よりも軽くするってことです。

「生きづらさ=仕事」と言っても過言ではありません。

あなたの生きづらい理由の中で「仕事」の占める割合が大きければ大きいほど、ダウンシフトの効果も大きいです。

まずはとにかく、今のあなたの労働環境をどう変えられるかを考えてみましょう。

ダウンシフトってなに?FIREってなに?

やすむ

ダウンシフトとかダウンシフターとか、チラチラ見聞きするようになったんだけど、ざっくりどういうこと?

ヤモリさん

こんばんはヤモリでーす。吹き出し機能を導入したのでさっそく使っていきまーす

ヤモリさん

ダウンシフトってのは、ざっくり言うと「もうちょいユルく行こーぜ」ってことかな

やすむ

へー、ざっくり分かった!

はい、ではちょっと付け足すと、過剰労働(&過剰消費)をやめて、精神的にも時間的にもゆとりのある生活をしましょうよっことで、こちらの本が初出のようです。

▼浪費するアメリカ人――なぜ要らないものまで欲しがるか (岩波現代文庫)

しかし、ダウンシフターなんて、ずいぶんカッチョいい言い方しますよね。

なんだか最近は、似たようなのでFIREなんてのもあります。

https://miraisozo.mizuhobank.co.jp/money/80216

日本だったら「ゆとり社会人」なんて陰でコソコソ言われておしまいですよ。

そう思うと、ゆとり世代の人ってかわいそうですね。

勝手にゆとり教育を施されただけなのに、「あいつはゆとりだから仕方ないね・・・」とか、何かにつけて言われちゃうんですもん。

ヤモリさん

むしろ国をあげての人体実験の被害者だよねぇ

やすむ

そーですね!

あと言えることは、なんとなくの意味合いとして、そもそもポテンシャルの高い人が、求められるがゆえにそれ相応の対価で長時間労働を強いられることから降りるというような、ハイスペックな人たちの概念(FIREってのがそれでしょうね。)なイメージもある気がしますが、もっとシンプルに、労働時間、労力、その他労働にかかる負担(通勤時間・手段など)を今よりも減らすってだけで充分ダウンシフトです(ええ、独断ですハイ)。

実際、私のダウンシフトはだいぶ甘めな気がしますけど、フルタイムの正社員というくくりの中では、労働時間(必ず5時上がり)も労力(座ったり立ったりして挨拶してるだけ)も、ストレス(一人仕事で気楽&納期や成果物なし)も軽くできてます。

通勤も、チャリンコ片道20分です。※「幸せを感じる通勤時間」らしいですハイ↓

幸せを感じる年収や通勤時間:統計からの回答
心の満足とは、お金や友達の数、子どもがいるかどうかなどといった外的な要素にも大きく影響される。ちょうどいいバランス点はどこなのか、研究の結果を調べてみた。

仕事以外で一日のうち自由な時間がどれくらいありますか?

仕事の時間(通勤と準備、昼休み他休憩も含め)と、ご飯作る&食べる時間、お風呂、歯みがき、睡眠時間(その他やらなきゃならないこと)を除くと、あなたの自由な時間はどのくらいありますか?

ヤモリさん

せいぜい1時間がいいとこかな?!

やすむ

そーとも!睡眠時間削るってのはナシだよ!

24時間のうち1時間ですよ?!

自分の人生なのに。

で、仕事以外の時間ってのは、人が健やかに生存するために必要なタスクなワケです。

睡眠時間を半分にしたら、毎日ヘロヘロになりますけど、週5日(以上)一日8時間(以上)の労働を半分に減らしたらウキウキですよね?

って今、想像してウキウキしませんでした?!

ほら、ソレ!

生きづらいって言ってる人が、仕事が半分になるってイメージしただけでウキウキしちゃうんだから、労働と生きづらさってのはほぼイコールといっても過言ではないでしょう。

で、労働時間の基準なんてものは、たいした根拠もないんですよ。

こちらのサイトがそのよく分かりますのでどうぞ。

https://www.ntt-card.com/trace/backnumber/vol01/index.shtml

19世紀に10時間、9時間、8時間で実験して、8時間が最も生産性が高かったらしいですけど、その調子で4時間ぐらい、いや、どうせなら1時間まで改めて実験してほしいわ。

そんなことで、一日8時間(以上)労働をするという、なんの根拠もない常識に従って生きている限り、一日1時間の自由のための一生になるワケです。

そして、それに従わなくても生きられる選択肢が増えているのが今の時代なのです。

ってやっぱり、みんなおかしいなと思ってるからそういう流れになるんでしょうね。

ダウンシフトは自分でできる働き方改革

ヤモリさん

あなたの生きづらさは何のせいかな?!

やすむ

仕事!

はい、ほとんどの人が「仕事」って即答したんじゃないでしょうか?

で、そのあとすぐに「でも仕事しなきゃ生活できないし・・・」って言いわけ始めませんでした?

フルタイムで仕事をしてないと老後が不安だとか、社会人として一人前じゃないんじゃないかとか、もうその思考自体が生きづらさの元凶です。

あるかないかも分からない、その時に何ができるのかも分からない老後に備えるだけの人生を自分で選択してるんです。

正社員で働くことが社会参加の証だっつー、正体不明の自己満足のために自分の人生を捧げてるんです。

もちろん、何もできない身体になることだって全然あり得るでしょうけど、はっきり言って、その「老後に備える日々」の積もりに積もったストレスが、活き活きとした老後(&今この時)を奪う可能性の方が大きい。

コレけっこう、ないがしろにされてる気がします。

若いうちは無理がきく。

その無理は、中年以降にきっちり返ってきます。

「フルタイムの仕事をしてないと不安」みたいなとこに生きづらさが生じているのであれば、自分の首を絞めている「常識」を捨てましょう。

あなたの常識のほとんどは、親とテレビでできています。

そんな常識を捨てるには、どうしたらいいか分かりますか?

他人の考えにたくさん触れることです。

いろんな人と会ったり、いろんな本読んだりして、自分が触れてきていないものや、ある対象を深いところまで突き詰めている人の考えを知ることで、自分の常識のちっぽけさがイヤでも分かってきます。

こんな会社もあるんですから。

001. 好きな日に働く、嫌いな仕事はしないのエビ工場が本音を語る|武藤北斗/パプアニューギニア海産
 発想も思いつきも至って平凡。だがメディアがおしよせる。「それを会社でやってのけるか」という驚きがパプアニューギニア海産への注目度を高めている。  わたくし43歳3児の父、パプアニューギニア海産・工場長歴4年半の武藤北斗と申します。長文になりますがお付き合いよろしくお願いします。  2019年1月20日にこのペー...

少しでも仕事を減らして生活にゆとりができることを実感する

がんばることをプラス評価し、がんばらないことをマイナス評価する社会。

成果を求めるのに、成果のためのチャレンジや学びは自己責任な社会。

成果のためにチャレンジして、失敗したらマイナス評価を下されます。

かんたんな話、社会はべつに正しくないんです。

そんな社会での努力や追い求める成果は、あなたの人生の大半を費やすだけの価値のあるものでしょうか?

そのために毎日ぐったりして、最も身近で大切にするべき家族や友人とのコミュニケーションや、自分の趣味に費やす時間もろくにとれない日々を積み重ねてまで、一体何を得たいのでしょうか?

正しくない社会で正しいとされる努力や成果よりも、今目の前の毎日を心地よく過ごすことを大切にしましょう。

その方がむしろ自然と前向きになりますし、そしたら成果だってついてくるでしょう。

根拠なんかないですけど、そんな気がするでしょ?

でコレ、努力なんかするだけムダだからしない方がいい!とか成果なんてどうでもいいからダラダラやろう!って話しじゃないですからね。

なんとなく正しいと信じさせられてるものに縛られて疲弊するなら、そういうものをひとつひとつ確かめて、手放せるものは手放しましょうよってこと。

だって一生続きますよ。

老後に備えてるつもりが、老後になったってやってますから。

ダウンシフト例を具体的に考えて失敗を防ぐ

親の手前とか、なんとなく社会人として認められないんじゃないかとか、社会保障とか。

突き詰めれば、お金と、安定(&社会的信用というあやふやな常識)と、見栄の3つがあぶり出されます。

社会的信用なんつーものは、会社員かどうかなんて全く関係ありませんし、よほどの大企業なら一見安定してるように見えるかもしれませんけど、雇用契約なんてものは安定でもなんでもないですって。

むしろそこにいればいるほど、そこでしか生きていけなくなるだけ。

特に、今までの時代を生きてきた親の常識に、これからの時代を生きていくあなたがとらわれるというのは、ヒジョーに損です。

その他、カードの審査が通らないとかって、だから、その程度のことのために一生を捧げるのかって話なんですよ。

なので、安定とか社会的信用がどうなんて常識は問答無用で捨てましょう。

次はお金。

ここはちょっと具体的に。

まず、ちょっと厳しめにひと月いくらあれば生活できるか、ざっくり出しましょう。

それプラス、(ちょっとした何かのための)1~2万円で、選べる仕事をとりあえずリサーチしてみます。

職種、勤務時間、勤務日数、通勤時間など、なんとなく頭に入れます。

世間的にシュッとした仕事をしてきてる人ほど、ここでテンション下がると思います。

なので、見栄対策として、いったん寝かせましょう。

でもね、ここでテンション下がるってこと自体が「生きづらさ」を生む原因でもあるワケです。

あなた自身が無意識に積み重ねてきた、たいした根拠もない常識があなた自身を苦しめてるんです。

ひとつひとつ整理すれば、どうでもいいことけっこうありませんか?

その辺をいっぺん手放して、本当に自分の気持ちが楽になれる働き方をイメージしましょう。

コレ、同じこと繰り返してるんですけど分かりました?

要は、自分の中に大きな原因があるってことなんですよ。

あなたの「~でなければならない」的な思考が自分自身を苦しめていて、そこを整理して自分で気づくことが重要なんです。

ただただ環境のせいにして、その環境を変えることだけに固執してしまうと「あーまたコレも違うわ」ってのの繰り返しになります。

先述のパプアニューギニア海産のような会社に運良く出会えればいいですけど、あれほど(顧客と)従業員のことを考えている会社は、残念ながら今の日本にはほぼありません。

コレ読むと、よ~く解ります。

んでそんなん繰り返してると今度は、「続かない人」という(自分で勝手に作り上げた)世間のイメージに苦しむワケです。

相手の気持ちなんて分かりませんから、人にどう思われるなんてことは考えてもしゃーないので、自分のとこで断ち切りましょう。

とまぁとにかく、必要最低限の収入を得られる仕事を見繕って、覚悟を決めます。

仕事を減らし自分のためになる収入源を模索する

ここまで、楽に楽にという方向の話しばかりでしたが、一歩先を見ておきましょう。

いったん休んで、ただただボ~ッとダラダラ過ごす時期があってもいいと思います。

ただ、それが続いてしまうと、どこかでまた「これでいいのか?」とか「病気したらヤバくない?」とかいろいろ出てくるはずです。

そういう不安とか、自己実現の欲求とか、今まではひたすら労働で解消というか、ごまかしてきたものたちです。

ダウンシフト生活で行き詰まらないためにも、せっかくできた自分の時間を自分のために使いましょう。

お金のかからない趣味に時間を費やすのも時にはいいですけど、どうせなら収入につながることをしましょう。

そういう意味では、今の時代の大きなメリットですよね。

ブログでもアフィリエイトでもいいですし、ランサーズクラウドワークスココナラとか、クリーマとか、ミンネとか、別にパソコンに詳しくなくても個人が元手をかけずに収入を得るための下地がこれだけ整ってる。

(私自身、道半ばですし)もちろんどれも簡単な世界ではありませんので、こういう数あるサービスの中から、自分が好きな作業や、苦にならなそうなものを見つけてやってみる。

そそのかすつもりはありませんが、うまくいけば普通に働く以上のお金になることだって充分あり得ます。

思うに、いわゆるフツーの社会でうまく立ち回れない人ってのは、言い換えれば、人と違う感覚を持ってるともいえるワケで、こういう土俵の方が意外とすんなりいくかもしれません。

働きたくない人必読!無職ブログ8選!【2018年最新版】※4.1追記
生きづらさから目をそらしたくて、道で捕まえたカマキリを飼い始めた林やすむです。「無職」いい響きですよね。え?そうでもない?そうですかねぇ、私にはものすごい魅力的なんですけどねぇ。決して自慢ではありませんが、私自身、無職経験は人より多い方でして、今もまさに無職です(※2017年7月現在)  → 9月に職にありつけ

でもですね、お金にならなきゃならないで「まぁいっか」でいいってとこなのです、大事なのは。

集中して、没頭してる間、生きづらさなんて感じてないはずです。

もちろん理想はプラスαの収入源になることではありますけど、それが叶わないとしても、自分のために自分の時間でやり続けたことですから、自分の中に残るものがあるはずです。

やすむ

それが「生きる」ってことじゃないですか?(キリッと)

自分の時間を生きるためのダウンシフト生活

さて、締めましょう。

まだきっと、「そうはいっても、現実的にちょっと・・・」なんて思ってるんじゃないでしょうか??

そりゃまぁそうですよね。

ここまで律儀に会社勤めを辞めないあなたが、こんなブログ記事ひとつで人生変えませんよね。

とにかく、だとすればまだまだ苦悩し続けると思います。

どこかでまた別のきっかけに触れたりした時にでもフと思い出してもらって、せめてジジイババアになる前に、自分の時間を生きる決断ができることを切に祈っております。

んでは、バイナラーッ!!

以下、関連書籍。どんどん自分の常識を更新しましょう。

▼減速して自由に生きる: ダウンシフターズ (ちくま文庫)

▼年収90万円で東京ハッピーライフ

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