さてとポテト。
受付の前が小学校の通学路なので、小学生のマスク率がよく分かる。
高学年になればなるほど、4月1日以前と変わらずほぼ全員がマスクをしていて、低学年ほどマスクを外している子が多い。
1、2年生辺りは3割ほどがマスクを外すようになった。
街を見渡すと、中高生（特に女子）には変化が乏しく、今の割合的には大人よりもマスク率が高いように感じられる。
大学生は分からん（けど、学生同士の対面でのコミュニケーションが極端に少なかったりで、特有の懸念事項はありそう）。
そんな様子からして、少しずつ社会性を獲得していく、いわゆる多感な時期にマスクを実質強制されてきた世代の子たちというのが、特にマスクを外しづらい心理状態に陥っているのではないだろーか。
そう、心理状態。
今のマスクってのはもう完全に「心の問題」。
効果なんてあってもなくてもどっちでもいいっつーか、コロナ対策でマスクしてる若者なんかもう誰もいないでしょ。
でね、マスクしてる人の中には「べつに病んでるんじゃなくて（化粧とか）ラクだからしてるだけ」なんて人もいるでしょうけど、そんなんもたいがいは、深層心理を探ってみれば認知的不協和とかそういう、自分を正当化したい心の反応だったりするワケです。
だって単純に、しないよりもマスクする方がラク（大人なら自分で選んだり金出して買ったり場面場面でつけたり外したり予備持ってないわとか諸々含めて）って、だいぶ意地っぱり入ってますよね。
極端な話、だったら家でも風呂でも寝る時もマスクしてるはずでさ。
結局のところ心なんですよ。
でその心理的影響が、心の発育とコロナ禍による社会の劇的な変化の同時進行でバランスがおかしくなっちゃってるのが、中高辺りをマスクで過ごさせられちゃった人たち特有のものなんじゃないかなと。
なので、一般的な大衆心理とはちょっと分けて考えた方がいいのかもしれません。
マスクを外せない最大要因としては、ザックリと「自分（の選択）の正当化」が一般的な大衆心理で、最初はただなんとなくの同調で始めたものが、感染者数だなんだと毎日見せられてるうちに、自分の判断として必要なものであり社会的善であると思い込んでしまうと。
ホント、反応だけなんですよね。
負担のかかる自己判断のとこはシレッと外に委ねて、いったん回り出したら（他人に委ねてたことはきれいに忘れて）「自分が正しい」という本能に流されて。
国とか社会（への同調）によってつけさせられたことなんてさっぱり覚えてなくて、しっかり自分の判断で始めたものと思っちゃってて、さらには国の判断より自分の判断の方が正しいと思っちゃってる。
国が外そうって言っても頑なに外さないんだから、「自分が正しい」ってのはそれだけ強固なもんなんでしょうね。
んで、それよりも「他人の目を過剰に気にする」のが強くなってしまったのが中高生コロナ世代なんじゃないでしょーかね。
見た目として他人からどう見えるってのもそうだし、同調圧力的な部分もそうで。
なんかやっぱり、成長過程の標準的なバランス感覚が決まっていくとこでのマスクが、その辺のちがいを生んだんじゃないかなーと。
すると、一見中高生の方が対処が難しいように感じますけど、実は一般的な大衆心理の方が多分難しいと思います。
一般的、つまり圧倒的多数の「人間の原則」みたいなもんだから。
それに、自分の正当化を解くってことは、「自分はまちがってる」ってのを本人に認めさせることですから、外からは尚難しいですよ。
他人の目の場合は、まず「他人の目が気になる」という理由に対して「この先もずっとマスクで顔を隠し続けること」の過剰性を認識させる。
その上でさらに「他人からどう思われるか」に関わるマスクのデメリットを中心に、その他本人の成長発達への懸念などと併せて伝える。
どうこうしましょうでなく、まさに他人の目から、あなたの行為あなたの姿がどう映っていて、どんなリスクがあり得るのかを伝えるワケです。
「言われたらやりたくない」のが人間なので、直接的に「マスクを外しましょう」とは極力言わない。
そんなん考えてくとこのチラシってかなり的を射てますよね、自画自賛失礼しますけども。
はっきりとなにを信じてるかが推し測れない「自分正当化」よりも、「他人の目」を軸に必要なことを伝えられる方が、外からの働きかけはしやすい。
中高生特有の「他人の目」の部分を解消したあとに、隠れてた「自分正当化」が出てくる懸念もありますが、そこはね、飽くまで私のイメージですけど、大人よりも実質強制の度合いが強く、自分で判断したつもりになってないはずなので、「他人の目」さえクリアできたら、おおむね外す方向に流れていくように思います。
ま、そんなとこですか。
はい。
あーだこーだ書き連ねてきましたが、ただのオジさんの考察ですからして、なにがちがうとかそんなんは思うだけにして下さいまし。
じゃ、おやすむ～！！
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