14.「ルールだから」で守らない【たのしく生きよう 2022 高学年~若者向け】

前項はこちら▼

「ルールだから」で守らない

学校で、「〇〇してはいけません」とか「〇〇しましょう」なんてことを先生から言われますよね?

そのときに、「なんでいけないの?」「なんでそうするの?」「こういう場合はこうした方がいいんじゃない?」とか思ったりしない?

キミの疑問は正しいと思います。

実は、学校の先生は自分でルールを決めることができません。

担任の先生は、校長先生に「こうして下さい」と言われ、校長先生は、教育委員会に「こうして下さい」と言われ、教育委員会は、文部科学省のもっとエラい誰かに「こうして下さい」と言われたことを守るしかないからです。

ルールを決めるエラい人は、たいていその場所にはいません。

その場にいない人がなにも見ずに勝手に決めるので、おかしなルールがたくさんできていくのです。

大きな組織になればなるほど、自分の意見ではなく、一番エラい人の意見が組織の意見になって、一人ひとりが思うことや言いたいことを言えなくなります。

みんな、「おかしいな」と思っても、言われたことを守らないでなにかあったときに、自分のせいにされたくないのです。

先生の言うことだから正しい、ルールだから守らなければいけない、なんてことは全然ありません。

自分で考えて、自分の責任で、自分が正しいと思う選択をして下さい。

バレたら、怒られるのをちょっとだけガマンしてればいいんです。

(特に学校の)ルールなんてそれぐらいのものです。

もちろん、多くのルールは子どものことを考えて作られているはずですが、おかしなルールもたくさんあります。

コロナの今で言えば、きみたちが大人にさせられているマスク(本当はルールでもなんでもなく、強制したら罪になります。「マスクをして下さい」と言われ、していなければ注意される状況は、子どもにとって強制と同じようなものです)。

子どもがコロナで重症化したり死亡したりすることは、まずありません。

事故やその他の病気や自殺で死ぬことの方がはるかに多いです。

しなくてもいいのに、すると体に悪いのに、ず~っとマスクをさせられているうちに、今度は「マスクがないと不安」なんて、おかしなことになってしまうのです(もしそんな感覚があるなら、それは正常な感覚ではありません。マスクのリスクを自分で調べて自分で考えて、自分で行動しましょう。あなたのマスクはあなたにしか外せません)。

先生に「なんで子どもは重症化もしないのにマスクをしなきゃいけないんですか?」って聞いてみて下さい。

納得できる答えは返ってこないはずです。

なのに、なにも調べずただ不安がっているだけの大人たちのために、子どもの成長が阻害される(という研究報告も多数ある)雑菌だらけのマスクを子どもにさせるルールは正しいと思いますか?

それを国や社会が推奨することは正しいと思いますか?

正しくなくても国が推奨したことを正しいことのように子どもたちに説明し、やらせなければならないのが学校の先生です(夢のない話ですネ!)。

成長途中の今このときにマスクをし続けていることで、たとえば大きくなってオリンピック選手になれるはずだった子どもが、試合にも出られず、好きなスポーツを続けることもできなくなるかもしれません。

人の表情や感情が読みとれなくなって、人づきあいが怖くなり、ひきこもりになってしまうかもしれません。

マスクの影響で、できたはずのことができなくなり、いろいろなことが悪い方向に変えられてしまう可能性があります。

大げさでもなんでもなく、「ただなんとなく従う」とか「ルールだから守る」ことを続けていると、自分で自分の人生を狂わせてしまうことになるかもしれません。

自分の行動を決めるのは、他人でもルールでもなく自分です。

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