どうも、バック転の失敗で左手(利き手)の中指第二関節を骨折した林やすむ[@hayashiyasumu]です。
人生初骨折で、判断を誤ったり、分からないことや不安もありまくりだったので、私と同じようにバック転の失敗で骨折してしまった多くの方のために記録しておきます!
中年あるある「ムチャして骨折」日曜日のお父さん公園でバック転失敗の巻
初夏、ある晴れた日曜日。
家族(妻・娘小2・息子4歳)で近くの大きめの公園にピクニックに行った時のこと。
水飲み場で、子どもたちが盛り上がっていたので、「なんかヒマだ。バック転でもしようかな」と思ったんです。
いや、急にやったこともないバック転をしようとしたワケじゃありませんよ。
あれは小学校4年の2学期、せいちゃんを筆頭にクラス全員から突然シカトされた数ヶ月の間に、光GENJIのビデオを見ながら、独学でマスターした涙涙のバック転。
最後にバック転をしたのは、もうかれこれ5年ぐらい前の、東京ドイツ村です。
その時も、それ以前と変わらない感覚で無事に成功してたし、今回もべつに不安はなく、ただやってみようかなってだけでした。
そこに芝生があるから
東京ドイツ村といい、どうやら芝生の上に立つとバック転したくなるみたいです。
天気もよかったし、機嫌もよかったんでしょう。
「パパ、バック転するぞ!」
せ〜の、
ヒョイ!(勢いづけの側転)
エイ!(バック転で後ろに飛ぶ)
グギッ!(地面についた指が曲がる音)
メリッ!(手で支えきれず、おでこが芝生にめり込む音)
ゴロゴロ〜ッ!(転がる音)
イッタ〜ッ!(父の叫び)
おもいっきり腫れて内出血してたけど「突き指でしょ」の自己判断で10日間放置
直後からみるみるうちに腫れて、100%ぶどうジュースのごとく内出血してたんですが、骨折未体験の私は「なんてヒドい突き指だ!」という(現実逃避にも似た)自己判断のもと、ここから10日もの間、自然治癒を待ち続けたのです。
2日ほどで、腫れ具合も10のうち3ぐらいまでひいて、内出血は100%から30%ぶどうジュースぐらいまでスッキリ風味になってきたので、この調子で日に日に良くなっていくもんだと思っていました。
ズキズキ痛むようなこともなく、ちょっと使いづらいかなぐらいの感覚だったのが、なおさら様子見をチョイスさせました。
がしかし、さすがに10日経っても、一定の回復具合から先に進まないことに違和感をおぼえ、やっとこさ整形外科に足を運びました。
ここの感覚がポイントかもしれません。
◆その後、突き指ならそうなるはずの日ごとによくなる感じがなく、一定の痛みと違和感のまま一週間以上続く
ま、その前に、パンパンに腫れて内出血があったら、すぐ病院行きましょう。
整形外科へレッツゴー!レントゲンであっさり骨折確定
整形外科の先生に、コトの顛末を洗いざらい打ち明け、レントゲンを撮ってもらったところ、
「折れてますね」
人生初の骨折が、あっさりと確定しました。
「靭帯は大丈夫そうなので、一ヶ月の固定で骨がついてくればよくなるでしょう」
私のケース(骨の折れ方が単純で、その後の酷使なし)では、10日間の放置もさほど問題なさそうでひと安心。
これが、スポーツやってる人とかで、そのまま放置して無理してたりすると、元通りに治らなかったりすることもあるそうなので、まぁ、普通のこと言いますけど、おかしいなと思ったらお医者さんに行った方がいいと思います。
それにしても、指一本でずいぶん大げさになるものですね~。
前の前の日曜日に公園でバク転失敗して骨折マンです。※昨日判明
二枚目の画像は、前の前の日曜日、骨折当日の爽やかな公園の風景です。私の自慢は、小4でクラス全員にシカトされてる間にバク転をマスターしたことです。 pic.twitter.com/tCM01ateJu
— 林やすむ[@hayashiyasumu]@生きづらいいとも! (@suzukiyasumu) 2018年6月5日
この診断の時に、私ちょっとしたカン違いをしてましてました。
実際に折れて腫れて内出血してたのは、すべて第二関節なんですが、レントゲンをモニターで確認する時に、まず全体見て、折れてる部分拡大って感じでカチカチッと、クリックして出てきたウィンドウが第一関節の辺りだったんです。
それで、「へー、第二関節の方が痛いのに、折れたのは第一関節だったのかぁ」って、不思議なほど何の疑問もなく納得してしまったのです。
一ヶ月の包帯(金属プレート固定)生活はこんな感じ
少しだけ指を曲げた自然な状態で、指の腹側に金属のプレートをあてがってテープで固定し包帯を巻かれています。
細かい作業はできませんが、モノを持ったり支えたりはできるので、日常それほど不便ではありません。
動かさない分には、痛みも全然ないです。
キーボードも打てます。
「老若男女」は、言いづらいし打ちづらい。
特に骨折中は。 pic.twitter.com/rPbnoVmsYf— 林やすむ[@hayashiyasumu]@生きづらいいとも! (@suzukiyasumu) 2018年6月15日
唯一不便なのがお風呂。
濡らせないので、使い捨てのビニール手袋をして、手首のところを輪ゴムで止めます。
たまたま家にあったダイソーのやつ。
基本的に大きめに作られてますけど、パツパツだったので、なるべく大きいのを見つけましょう。
あとですね、自称よき家庭人である私は、洗い物ができないのもけっこうイヤでした。
まぁ、お風呂の時みたいにビニール手袋をすればいいので、できないってことでもないんですけど、手間です。
とにかく、「濡らさないようにする」というのがヒジョ~に不便っつーことですね。
一週間に一回の通院で、レントゲン撮って経過見て包帯変えてっていうルーティーンで、何も気にしないと一週間でけっこう薄汚れてきます。
なので、なにかしら作業をする時は、濡れる濡れない関係なくビニール手袋をしておくとキレイが保てて気持ちいいです。
想定外の骨折コミュニケーションが生まれる
私はビルの受付係として働いています。
普段はあいさつの言葉以外ひと言も発せずに一日を終える日もあるような環境なのですが、骨折した手がどうにも目につくみたいです。
それまであいさつしかしたことのない人が「どうしたんですか?」「骨折ですか?」なんて、度々声をかけてきてくれるのです。
昨今、こういうなんてことのないコミュニケーションを無用と捉えがちな、殺伐とした世の中ですが、ちょっとしたやりとりでなんとなく心が軽くなったりするもんです。
骨折により、いつもの50倍ぐらい人と話している。
なんとなく気分がスッキリする。 #コミュ障 チックな方、バク転の失敗オススメです。— 林やすむ[@hayashiyasumu]@生きづらいいとも! (@suzukiyasumu) 2018年6月6日
まぁ、要はあの、小学生の時の、骨折してギプスして学校行くとなぜかヒーローっぽくなるアレと同じ種類のやつです。
外されし包帯、襲いかかりし不安
バック転失敗のあの瞬間から一ヶ月。
縛られし我が左手が、ようやく解き放たれる瞬間が訪れる。
「一ヶ月動かしていないので、すごく動かしづらいですよ」
包帯と固定具が外され、自分の力で動かそうとすると「うぐぐ、なんだコレ?!」ってな具合に、腫れと痛みでどうにも動かせません。
自由になったのに不自由!
つい名言が飛び出てしまいました。
包帯が外れて改めて分かるのは、腫れと痛みは一ヶ月前とたいして変わらないってことです。
いきなりおじさんの手をスイマセンね。。
骨を再生させて折れたところが自然にくっつくのを待つことが、固定の一番の目的なので、他の部分はまだまだ傷んでるんですね。
ちょっとしょんぼりします。
さて、ここで、私の勘違いが翌日の不安と繋がるのです。
私は、この時点で、第一関節が折れてると思ってます。
そして包帯が外れ、動かない手を目の当たりして、まぁ当日はそういうものと自分を納得させました。
翌日になって、少しはマシになってるんじゃないかと思っていたのに何も変化がない。
第二関節の方が腫れてるし動かないし、痛い。
バク転失敗による骨折の包帯(固定)が、昨日やっと取れた!
がしかし、固定しててよく分からんかったが、様子がおかしい。。
「固定取る 風呂に浸かって アカ落とす 痛みは引かず 腫れ引かず」
靱帯やっとるかもの句。
— 林やすむ[@hayashiyasumu]@生きづらいいとも! (@suzukiyasumu) 2018年7月4日
包帯を取った翌日、不安になって再受診しました。
「折れてるのは第二関節で、経過としては順調。動かしづらいのも、腫れ、痛みもそういうものです」
ここでやっと、折れてるのが第二関節だという事実を認識したのです。
診察の時は、ささいな疑問でも全部吐き出して、その場で解消しないと、あとになって自分がモヤモヤして損ですね。
で、お医者さんもお医者さんで、自分は分かりきってるし、同じことを何百回何千回と言ってるからでしょう、ズラズラ~ッと言うんですわ。
そういや花粉症のお医者さんもそうだわ。
まぁ、これでスッキリしました。
動かさないと動かなくなるヒトの身体。レッツリハビリ!※完治の追記&ツイート
固定してた時は、包帯でなんとなく守られてるし、使わないでいたので痛むこともなく、そのまま勝手に治っていくぐらいの感覚でいました。
それまでは、
「できる限り動かさず、使わないように」
だったのが、包帯取ったとたん
「痛くても動かさないとこのまま動かなくなりますからね!」
なんということでしょう!?このツンデレ具合!!
なにやら、ひと昔前だと、二ヶ月固定が一般的だったそうで、骨がガッチリ再生されてからリハビリをするので、今以上に根気が必要だったらしいです。
ちなみに、今が包帯が外れて一ヶ月ほどでして、腫れ痛みともうっすらとなんとな~く日々軽くなってるのかなという感覚です。
正直、全く何の違和感もなく元通りになるのは数ヶ月とか下手すると年単位とかなのかもしれません。
とにかくグイグイ、ニギニギ、グルグル動かして、元通りに治したいものですハイ。
だってホント、500%自業自得でマヌケな理由で骨折して、後遺症残ってQOL(生活の質)低下なんてイヤですから~。
で、骨折後10ヶ月のツイート。
唐突におじさんの✋
骨折から約10 ヶ月、98%元通りになりました。
てゆーか半年時点で同じ状態になってましたね。https://t.co/ePsmYu2sSI pic.twitter.com/FXz8k4WnZn
— 林やすむ[@hayashiyasumu]@生きづらいいとも! (@hayashiyasumu) 2019年3月11日
指を逆の手で、骨折箇所を起点に(握る開くの方向でなく)真横にグイッとやるとほんのちょっと痛い、というムリクリな痛み創出が2%の正体。
ただ、日常生活でその状態になることはないので、まぁこれで完治!!
- 2018年5月27日 バック転失敗で骨折〈突き指だと思い込み10日間放置〉
- 2018年6月5日 整形外科受診〈骨折確定。包帯固定一ヶ月〉
- 2018年7月5日 包帯が外れる〈リハビリ中〉
- 2018年8月5日 記事初出。骨折から二ヶ月ちょい〈リハビリ継続〉
- 2018年12月1日 骨折から約半年。98%元通り。〈リハビリなし〉
- 2019年3月12日 骨折から約10ヶ月。98%のまま。生活にはまったく支障がないので半年時点で完治ということで。
しかしこの本厄の年に人生初骨折ですよ。
あー、厄払いしててよかった。
厄払いしてなかったら、「バック転失敗で40歳男性死亡」ってニュースになるところでしたから。
じゃ、バイナラーッ!!
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