引っ越しで見えてくる、デキる男とデキない男の決定的な違い《葛飾区→足立区編》

どうも、足立区×母子家庭×高校中退、生きづらさの三冠王、林やすむ[@hayashiyasumu]です。

出会いと別れの春に “保育園落ちた足立区死ね” という気持ちを抱えて葛飾区へ引っ越したのが6年前の春。

そして2017年春、いろんな都合で足立区に舞い戻りました。

ヨチヨチ歩きだった娘が、不安げながらなんとも立派にランドセルを背負ってます。ウォオオオオ~!(むせび泣き中)

冒頭で余談

登校班の集合場所に立っている娘の居心地悪そうな雰囲気が、6年をともに過ごした「保育園の保護者&子どもたちとの卒園パーティー」でどうにも居場所がなく、子ども好き風を装って(いや、装っているワケでなく子どもは好きではあるんですが、、えーと、大人の時間を過ごしても良い場でも子どもたちとのコミュニケーションを優先することを心がけている風。というのが正解)、キッズスペースで時間のほとんどを過ごした私と重なって、なんだかとっても愛おしい気持ちだったぞ、きっちゃん!

それから、6年前には存在しなかった新しい命も誕生してたりもするんです。

ちょっと前まで当たり障りのない坊ちゃん刈りだったのに、親の散髪失敗によって唐突にお坊さんのような真っ青なマルコメになってもニコニコしている息子、いんじぇん(もうすぐ3歳)。

【→ “愛” 以外いらねえよ、夏。~デザートから見えた我が家の子育ての問題点~

さてさて私事は置いておきまして、進めましょう。

ギリギリまで使いたいものは、引っ越してすぐ使いたいもの

「心機一転」

そんな気持ちになります。そんな気持ちでいろんなものを捨てます。

そんな時に最も捨てやすいのが、使いかけの調味料とか洗剤。デキる男気取りでカッコよく次々と捨てます。

得てしてそういう類のものは、ギリギリまで使いたいものばかりです。

そうなんです。ギリギリまで使いたい。

そこです。そこでいったん冷静になって、コーヒーでも淹れてひと息ついてから正確な判断をするのが、本当にデキる男なのです。

【→ 元カフェオーナーが本質重視で伝える、家ドリップでの本当に美味しいコーヒーの選び方から淹れ方まで

ええ、つまるところ、引っ越す “ギリギリまで使いたいもの” とは、引っ越して “すぐにでも使いたいもの” 。

引越し前の私はそんなことに気づきもせず、いつだって大英断を下せるデキる男気取りで、使いかけの味噌やしょう油をポイポイ捨てては悦に入っていました。

切りよく捨てたくなる使いかけのものこそ、捨てないようにしましょう。

ティッシュペーパーとトイレットペーパーは各2個ずつ手持ちのカバンに入れておく。だけではまだ甘い

切りよくダンボールに詰め込んでしまいたくなるものの中に、買い込んだティッシュペーパーとトイレットペーパーがあります。

切りのよい分はサッサとしまいましょう。その前に、しまってから使う分(残り日数から弾き出した必要数+2)その時の目算を誤らないことが重要です。



否、これでは、正直デキない男扱いされても仕方ありません。

ここからです。再び冷静になって、もう一杯コーヒーを淹れてふた息目をついてから正確な判断をするのが、本当にデキる男。

実際のところティッシュとトイレットペーパーなんてものはむき出しで運んでも何ら問題のないものです。細かいことは気にせずにティッシュなら5個(手提げで買う時の分)トイレットペーパー12ロール(同じく手提げで買う分。両方を片手で持つと急激に指先に血が回らなくなるので両手で持とうぜ!)は、引っ越し前後用ってな感じでそこら辺に置いとく。

コレです。

目の前に現れたデキる男

目の前に現れたデキる男、それは引っ越し屋さん。

ま~、手際が良い!

「ファミリー引越センター」という、超メジャーどころではないけどなんとなく聞いたことがあるところ。

原口あきまさでおなじみです。

果たして原口あきまさが世間に “おなじみ” と言い切れるのかどうかという議論はここではしません。

こっちが数ヶ月に渡って地道に積み上げてきたダンボールの山を、次から次へと運んでいきます。

一個でもイヤになる本の入ったダンボールを二個いっぺんにヒョイッと持っていったりして、オジさんの中のひとひらの乙女心をくすぐります。

そんなこんなで、ダンボールだらけだった旧我が家が、あっという間に賃貸待ち物件になりました。

最強の敵、不動産屋現る

油断していた私の負けです。

私も妻も、引っ越し作業に疲れ果てていました。

【→ まず親に余裕を。子育て中に家で一人の時間を毎日2時間作れる方法

自分に都合のいい解釈をしました。

見て見ぬふりをしました。

そして、百戦錬磨の不潔(※オマケ情報)な不動産屋に、その全てを見透かされていました・・・。

「ないと不便だよね。自分たちも困ったし」とそのままにしたステンレス物干し竿とベランダ用サンダル。

「いらなきゃ捨ててくれればいいしね」とそのままにしたお風呂の窓のすだれ。

「ところどころフックとか取り忘れてるけど、きっと使い勝手いいから」などなど、心と体が自然に “これ以上何もしない” ことを選択しました。

そもそもまさか退去当日に、さらには立ち会いの上でチェックをさせられるとも考えていませんでした。

荷物の運び出しが終わり、カギを返しに行って、そのままチャリンコで引っ越し先の足立区へ向かう予定だったですが、「じゃあ、確認行きますねぇ」と不動産屋。

気持ちの悪い(※オマケ情報その2)不動産屋は部屋に入るなり、この6年間で見せたことのない段取りの良さで退去チェックを始めます。

「ここ補修ですね~。えへへぇ

「すいませんねぇ、ここはクリーニングで。えへへぇ

次々と有償部分にマスキングテープで目印をつけていきます。

おそらくこれまでの経験で、住人にキレさせない “えへへぇ” を身につけたのでしょう。

絶妙にキレることができません。キレられないどころか、あからさまに態度を悪くするなどのささやかな抵抗さえ “えへへぇ” の前では封印されます。

かけられたことないけど催眠術にかけられた時のような、頭では分かってるんだけどできないみたいな感覚です。きっと。

結果、私はステンレス物干し竿2本を右手に持ち、使い古したすだれという名の汚いゴミ3つとベランダサンダルをカゴに入れて自転車で30分かけて引越し先の足立区へ向かうことになりました。

※置いていけば処分費用がかかるということを目の前で突きつけられた結果からの私の判断により、意地を張って持ち帰りました。

四十路手前にもなると気軽に不法投棄もできませんし。

いざ、北千住の「新・我が家」へ

私だけひと足遅れで、荷物の運び入れが八割方終わっている「新・我が家」へ到着。

ついさっき「それはそのままでいいで~す」と軽いノリで置いていったはずのステンレス物干し竿2本を片手に。

アートやサカイと比べ若干のやさぐれ感を漂わせるファミリー引越センターのセンター員たちも苦笑い&あきれ笑い。

私たちファミリーも照れ笑い。

葛飾区の空から、不動産屋も “えへへぇ” !

そんな、いろんな笑顔のあふれるドタバタ引っ越し劇になりましたとさ!

まとめ

さて、もう手遅れかもしれませんが、ここから気持ちマジメに行きましょう。

私の言いたかったことを簡単にいうと、「こうしときゃよかった」ということをまとめてお伝えしたかったということです。

なので箇条書きにします。

★使いかけのものは捨てない。もっと言うと「使いかけダンボール」を用意して “↑こっちを上にしてね” とか “液体注意!” とか “こぼれたら大変!” とかを必ず書いてその中にまとめる。

★ティッシュペーパーとトイレットペーパーは、手提げで買う分を引っ越し用としてビニールのままそこら辺に置いとく。

★引越し屋さんの手際の良さを目の当たりにしよう。 “お金を払う価値” を心から実感できます。

★賃貸物件に情けは禁物。とにもかくにも入居時の状態にしましょう。つーかそんなことは分かってたんですが、とにかくもう何もしたくなくって・・・。

★本文中に書いてませんが、ダンボールの内容は大きく3つに分けましょう。「今日明日に開ける」「順次開ける」「しばらく開けない」。一番の肝は「今日明日に開ける」をどれだけ明確にできるかです。引っ越し前の実生活の中でリストにしましょう。

とまぁこんな具合です。

バイナラー!!

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