前項はこちら▼
「お金のため」はたのしい?
お金がたくさんあったらいいなと思いますよね?
私もくれるならいくらでもほしいです。
でも、より多くのお金をもらうために、たくさん働いて自由な時間がなくなったり、やりたくないことをやらされたり、やりたいことを禁止されたりするとしたらどうでしょう?
私なら、必要以上のお金よりも、「自由」や「気分のよさ」を求めちゃうけど、お金がないと困ることもたくさんありますよね。
自分が気分よくいられることやツラくないことでお金をかせげると、いつでもたのしく生きられるはずです(私自身、あまりそういう仕事をしたことがないですけど)。
お金やなにかのためでなく、「やりたいからやる」ことで、暮らしていけるだけのお金が得られたら、それが理想だと思います。
ただ、「好きなこと」をお仕事にすると、好きなことが好きじゃなくなってしまう場合もあるので、そこがとっても難しい部分です。
たとえば、絵が好きでイラストレーターとして「絵を描くこと」を自分の仕事にできたとしても、描きたくない絵ばかり描かされて、自分の描きたい絵が描けないとしたら?
それに対してお金を払う人がいて成り立つのが仕事で、すべて自分の思い通りにはならないので、自分なりの「ゆるせるライン」を決めておくとといいかもしれません。
大人になるとほとんどの人は、学校にいるよりも多くの時間、仕事をすることになります。
「お金のため」よりも、それが「なりたい自分」かどうかを自分の心に聞いてみましょう。
「なりたくない自分」で居続けると、心がどんどんツラくなっていきます。
「今のうちから勉強をたくさんして、いい学校に入って、お給料のいい仕事をしよう」っていうのも、すでにお金のために生きているということです。
まだお金を稼ぐこともできず、お金の心配をする必要もない子どものときから、「お金のため」に生きたいですか?
お金のためにやるより、「やりたいからやる」方がたのしくない?
勉強をしていい学校に行くこと自体は、将来自分のやりたいことを叶えやすくなる(自分のなりたい職業を自分で選べる可能性が高くなる)ので、やらないよりは、やりたければいくらでもやった方がいいことです。
それこそ、勉強が「やりたいからやること」になってると、将来の社会生活上、とっても都合がいいと思います。
お金はたしかに大切ですが、なにかを決めるときに、お金が「一番の理由」にならないようにしましょう。
「この職業に就きたい」でなく、「お給料の高い職業に就きたい」なら、その選択は見直した方がいいのかもしれません。
本でのご購入できます。
コメント