どうも、元若年ニートの林やすむ[@hayashiyasumu]です。
25年前、ニートでした。
私は運よく抜けられましたが、足立区民なので身近に本格的なニートが二人いて、一人は8年ほど前に33歳で亡くなり、もう一人は、もはやニートを通り越し、街の名物っぽいアブナイ人になって今も街を徘徊しているようです。
時の流れは残酷。
ニートという言葉もインターネットもないかつての若年ニートの生活
当時、自分のそんな状況について感じていたことは特にありません。
なぜならそういう概念がないから。
いつからニートになったとか、このままじゃヤバいとか、親に申し訳ないとか、何も感じてませんでした。
若いニートのあなたには、ぜひ危機感を感じておいてほしいです。
私の場合、2年生の初日で高校を中退したあと1年ほどなので16、7歳頃でしょうか、毎日家にいるだけの生活をしていましたが、(記憶の限りでは)親にそこまでうるさく言われることもなかった気がします(※今親になって思うのは「毎日ツラかっただろうな、お母さん」ってこと!)。
あ、でも「こんな(ステキな)状況でいいの??」みたいな気持ちはちょっとぐらいはあったかも。
で、当時の愛読書、B級ニュースマガジン「GON!」の殺人鬼Tシャツ特集を見て「オレもこんなの作りたい!」と思って、金を貯めるために働き始めたことで、いわゆるニート状態からスルッと抜け出したって感じです。
まとめると、
特に意図してそうなってたワケでもないけど、
それを許されてる状況があったのでそのままズルズルとそうなって、
特に意図して探したワケでもないけどたまたまきっかけを見つけて、
ムリすることもなく衝動に突き動かされて自分から抜け出した。
こんな感じ。
ちなみに、まわりがポツポツ携帯持ち始めるぐらい、もちろんインターネットのない時代で、ひたすらテレビ見て、ゲームして、音楽聴いてっていうだけの生活でした。
今思えば、そんな時代だったから意外とすんなり抜け出せたのかもしれません。
あとは、若さ。
やはり、生きてまだ十数年、初期衝動みたいなものに出会う確率も高くて、その上で身体の不調を感じることもない。
そら動くわっていう。
そんな感じなので、私にとってのニート経験って、とてもいいものだったんですよね。
ずーっとイヤだった学校というレールからヒョイッと降りて、特に期限を決められずに過ごしたいように過ごして、動きたくなったので動いた。
あ、今ちょっとした気づきがありました。
学校の時は「学校は行くもの」っつー感じがイヤで行きたくなくなった。
今はそれが仕事に置き換わってるだけっぽい。
「仕事はするもの」っつー感じがイヤで働きたくない。
インターネットとパソコンは働きたくない若年ニート社会復帰のきっかけになる
今の話と逆行するようですが、(ニートが長期化する要因になり得る)ネット環境は、現代のニートには必要不可欠なものかもしれません。
ネット環境がない場合、長期化すればするほど自分と向き合う時間が増えて、ネガティブな思考に陥りがちです。
様々な理由で外出もしづらいニートにとって、部屋の中から外の世界の変化を感じられるのは大きいです。
まずとにかくきっかけ見つけやすいし、やる気になった時にすぐ取りかかれる上に時間もある。
そういう意味では、スマホでなくパソコンがいいです。
たとえ似たようなことができたとしても、スマホは怠惰や依存に最適化されてますので、まずそこに打ち勝つのが大変。
現代ニートは「可能性」という言葉を武器に親にパソコンをねだりましょう。
自殺がチラついてたってたまにくる「やる気の波」を逃すな!
ニート生活が続けば続くほど、毎日が単調になりモヤモヤ鬱々とした気分の日が多くなります。
それはまぁ、インターネットがあろうがなかろうが似たようなものでしょう。
それでも、ごくたまになんの前触れもきっかけもなく「気分のいい日」「やる気が出る日」ってありますよね?
その「いい波」を逃さない。
コレに尽きます。
なので、全然やる気が出ないうちから、やる気が出た時にスッと動き出せるように準備だけしとく。
で、不意にやる気が出て、なんか動けるゾって時に動いてみる。
実際に足を運ぶとかでなくて、ネット上だけだっていい。
ほんのちょっとした気づきでも気分の波が変わったりします。
様々なフェーズがあるとは思いますが、世にいう社会復帰までできなくたって、欲しいものを買うお金を得ることぐらいできるかもしれません。
ネットを介して、信頼できる人と知り合えるかもしれません。
(特に若いうちは)そういうちょっとしたきっかけでなんとでもなります。
若ければ若いほど、手助けしたいと思ってくれる人も多いもんです。
ニート気質は自殺なんてもったいない先進的な感覚の持ち主
社会はべつに正しくありません。
つまり、そういう社会に適合できない人間が劣っていることにはならないのです。
あなたにはあなたの魅力があります。
自分じゃ見えなくても、人からは見えてたりします。
そういう意味では、リアルでもネットでも「人の目に触れる状況」に自分を置いておくことは大切です。
今の世の中は、現在進行形で目まぐるしく変化しています。
旧来の社会システムや、それに当てはまる人が重宝されるという価値観自体が変わりつつあります。
むしろ、センシティブな感覚や、オリジナリティが重要になっていくので、ただ労働を続けられる人よりも、これからの社会の中では価値のある人になるのではないでしょうか。
がしかし、そんなことをただ部屋の中で思っているだけでは何も変わりません。
今がどうにも糞詰まりでなんとかしたいと思っているなら、やる気の波を逃さずにとにかく動ける時に動けるだけ動き回る!部屋の中で!!※もちろん外なら外に出られたほうがより強いですけどそりゃ。
なんだかんだ並べても、結局最後は自分次第です。
なんでもいいのでとにかくきっかけを見つけて、ゴチャゴチャ考えずに一歩目を踏み出しましょう。
あと、最後にナンですけど、自殺企図とかまでいっちゃってる方は、必ず他人に頼りましょう。
ただツイッターで垂れ流すんでなく、身近な人にグチを聞いてもらうとか。
低すぎず高すぎないぐらいのハードル設定で、なんとかヨッコイショと行動に移せる程度の他者との関わりを持って、心を軽くしましょう。
では、バイナラ~!!
おまけ:「生きづらいいとも!」にたどり着いた人ならとっくに読んでるかもしれませんが、この記事イイです。
赤線で、 “ただし、ニートであったことを積極的に評価する会社などありません。” とか。
「働いたら負け」ってこの青年なのね。。
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