ガクッ!マスクだらけの中学校運動会

コロナ

さてとポテト。

中1娘の運動会に行ってきました。

ここんとこ暑くなってきたことも手伝ってか、観覧の家族については、3~4割程度(その時いる場所の周辺だけを見たりすれば半々ぐらい)までマスク着用者は減っているように見えます。

会が始まり、生徒代表の開会宣言では、「ようやくマスク解禁となり~」とか「コロナ禍で制限されてた分も想いを爆発させよう~」みたいなことを言ってる中、当の生徒たちは、9割方マスク姿(娘はなんとかあごマスクでやり過ごしてました)。。

どうにも私の心配してた通りな感じ。

モヤッとしつつ眺めていると、準備体操のタイミングでみんな一斉にマスクを外しました(その場での指示はなかったものの、事前に決められてたっぽい様子)。

コレ卒業式でもそうだったんですが、指示や決まりにはエラく従順なんですよね(ってまぁ私だって学生の時はそうでしたか)。

それでも、ずっとマスクしたままでいられるよりはいいかと、とはいえ順調にモヤモヤを募らせながら、2年生の全員リレーで競技スタート。

やすむ

ってオイ!!

ほとんどみんなマスクしたまま走ってるやん!!

準備体操の様子からして、競技中はマスクは外すものと思ってたら、マスク姿の中学生たちが次々とトラックを全力疾走しております。。

も~こっから私は、俄然落ち込みまして、急なしかめっ面&無口。

大人は好きにすればいいけども、子どもや若者は事情が違います。

どげんかせんといかんという気持ちはありつつも踏ん切りはつかず、かといって自分が帰ればそれでいいというもんでもなし、つってもこのままこの惨劇を眺め続けるワケにもいかない。

卒業式の時に、立て続けに生徒が倒れてもなにもできなかった自分に対する不甲斐なさもある。

そしてなにより、次の競技は(娘が走る)1年生の全員リレー。

そろそろアクションを起こさなければ、きっと運動会全部この調子で進んじゃうし、となると娘も周りに合わせてマスクをせざるを得なくなるかもしれません。

(特に女子)中高生となると、本当の意味での自分の意志を貫くことがより難しくなってきますし、親からの働きかけに反発したくなる年頃でもあり、学校という「娘の過ごす社会」の空気次第でどういう選択をするのかは、常に紙一重なんじゃないでしょうか。

ということで、「やすむ、動きます」。

どれが校長先生かも分からないまま、本部らしきテントに向かうと、私に気づいて対応に来たのが校長先生でした。

やすむ

せめて競技中はマスクを外させて下さい。見てられません

校長

お気持ち分かります。生徒たちが外しやすいように我々教員もマスクを外しているんですが、それでもなかなか外さないんです

やすむ

学校がずっとしろって言ってきたんだからそうなるでしょう

校長

分かりました。都度アナウンスを入れるようにします

といった感じで、急な突撃でしたが、なかなか迅速かつ柔軟に対応頂き、実際に競技開始前などに度々アナウンスが入るようになって、それから先は、9:1だったマスク着用比率が2:8ほどにまで逆転しました。

言ってしまえばアナウンスひとつです。

任意なんだから学校に指示をする権利はないとか、指示で外しても意味がないとか、色々あるかと思います。

ただでもね、指示でもなんでもいいからまず外して、マスクしてる人が浮いちゃう環境を作ることは、今の状況(特に学校という社会の中)ではかなり有効だと感じました。

やはり中高生の場合は特に、任意だからと一人ひとりの判断に任せて放ったらかしなら、周りを見て全員が外さないという、精神的負荷の軽い選択に陥りがちです。

思えば、リアルで自分からこの類の行動を起こしたのは初めてでした。

おそらくこのアクションがなければ、本当にマスクだらけの運動会になっていたと思います。

運動会に限らず、今の世の中の流れの中で、学校程度の規模であれば、何者でもない「誰かの声」ひとつでも変えられるケースは意外とあるのかもしれません。

一年前二年前は抗うのみでしたけど。

そんなとこで、コロナ中高生世代の永久マスク問題は、改めてやっぱり深刻だなと。

じゃ、おやすむ~!!

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