さてとポテト。
いやはや、松ちゃんの件から、地震、飛行機、政治家のアレコレ、相変わらずの死にまくり有名人たち、そしてセクシー田中さん。
のあとにも、伊東純也とか。
いやはやもう、なにがホントでなにがウソなのか、私には分かりませんわ。
てゆーかこのペースでそんなん一個一個追ってたら、その間に人生終わっちゃうやん。
んでも芦原さんの件だけちょっと書いときたいのが、すんなり自殺で片づけるには、どうも腑に落ちないとこがあるんですわ。
過去に原作映像化の実績もある第一線の漫画家ですから、テレビも漫画も芸能界もひっくるめたエンタメ界隈の慣習みたいなものには相応に免疫があるはずで、(そらまぁ表に出てこないことが山ほどあるにせよ)一応は形にして収めたこの一件のみのことで、まして近々にあれだけちゃんと関係者にも配慮した文章で状況説明できてる精神状態から、いきなり自殺にまで追い込まれるもんかねってのがひとつ。
あとは、あのスピード感でトントン拍子に状況がはっきりしてって、すぐさまテレビが自殺と断定して報道することのキナ臭さね。
テレビがサクッと自殺報道する時は、たいがいなんかしらありますから。
ただ、とはいえ今回のケースで誰かが芦原さんの命を奪わなきゃならないほどの動機は思い当たらないのよね。
(こういう話が皆さんにどこまで伝わるかは分かりませんけども)勝手に世界を動かそうとする支配層の方々ってのは人を人とも思わず、自分たちにとって都合の悪い相手はサクサク殺してくワケなんですが、今回の件の背景にその辺の匂いはなく、当事者間のイザコザだけだとすると、(もっとTHE芸能界みたいな人ならまだしも)さすがに命をどうこうなんて話にならんよなと。
そんなんで、どうも本人の耐性とかメンタル的な遷移や報じられ方等、不自然さを感じはするものの、他殺であろう推察もすんなり出てこない感じで。
あくまで状況証拠からだけですけど、まともそうな人間の方が死に追いやられ、ズルくて図太そうな人間や組織は(今んとこ)お咎めなしってのも、なんだかパターンな感じもするしで、どうにもやり切れないですわね。
まーとにかく次から次にいろんな角度のいろんなことが起きて、その度にアレが悪いコレが悪いって自分の正しさだけを「反応」で世にタレ流しちゃう(ってコレ自体がソレだと言われりゃなにも言い返せないけどな!)。
つってもさすがにいろいろあり過ぎて、自分らでもその「カオス感」を実感し出してるような感じもしたり。
で私ちょっとイイなと思うのは、セクシー田中さんの件で、早々から日本テレビが叩かれてるじゃないですか(まーもちろん脚本家にも向かってますけど)。
あきらめの染みついた日本人が大きな相手に立ち向かってる感じもそうだし、(ジャニーズから松ちゃんの件も経て)テレビ(とか芸能界)そのものへの不信感が高まってる感じがね、なんか大衆が「無条件に信用してきたテレビ」を疑い出したっつーかね。
気軽に消費して、目に映るものにさえ満足できればあとはどうでもよかった各種エンタメにも、人の血が通ってることが認識できたんじゃないですかね。
なんにせよ「原作ありき」という当たり前のことがちゃんと理解されてて、今までだったら「面白けりゃ誰が書いたとかどうでもいいじゃん」みたいになってた気がするんよね、あくまで大衆のムードとして。
原作ありきなのに、原作なり原作者が軽く扱われすぎてるというのが今回の件の根っこで、その後に出てきてる業界話にしても、その辺りの本質をきっちり捉えた議論になってる雰囲気ありますしね。
日本人のオタク気質みたいなとこなのか、ちゃんと問題を問題と感じられてる層が、ちゃんと多数派になってますよね。
そしてむしろ演者含めテレビの制作側の旧体質っぷりが炙り出されてる。
そんなんで芦原さんの死ってのは、今の日本社会にとって非常に意義深いものになったんではないかと、(人の死の重さを比較するような意図でなく)私はなんか思いました。
さらに余談をつけ加えると、やっぱりジャニーズの件ってのは、(なんかすっかりもうこれでオッケーみたいになってますけど)まだ終わりにしちゃいけないフェーズのままなんですよね。
ケツ穴ブチ込まれた見返りにキッチリ成功を手にできたスターたちは結局誰一人真実を語らず、あの手この手で白々しく芸能人であり続けてるってことの方がよっぽど闇で、それはつまり、やっぱり芸能界がそういう世界であることと、社会がそれを受け入れているということの証なワケです。
許さない時代って楽しいか?【松ちゃん文春砲】
自分たちも被害者であると同時に、今なお「ケツ穴ブチ込まれればチャンスをもらえる」という根幹の男根システムに乗っかり続けてるワケで、(それが悪いとか謝るとかじゃなくて)キムタクでもキンプリでも、とにかく当事者がそこを認めない限りは終われませんよって。
ジャニーズ事務所の中だけでなく、芸能界というか広くマスメディア全体(っつーことは広告出してたり絡んでる企業すべて)にその問題がずっとあり続けて、これからもずっとごまかし続けるんだから、結局そのままなの。
さ、しかしですね、はっきりと世のデタラメに気づいていない(興味を持たない)属性の大多数の人たちが、体制に不信感を抱いて反発の声を上げ始めた(ような空気が目立ってきた)というのは、これまでの「ただ誰がいいか悪いか」で騒いでたのの一歩先に進んだ感じがしませんか?
たまたま矢面に立たされた「個人」を叩くより、その裏にある「システム」のおかしさを突っつけるようになってきたような。
法的に正しいかどうかだけで、なにもかもに白黒つけようとするのってどうなのかなみたいなとことか。
とにかくホントにまぁ混沌としてて、これからどう転がっていくかはまだまだ未知数ですけど、ここんとこ個人的にはそういうよい方の兆しを感じてるというお話でした。
じゃ、おやすむ~!!
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