陰謀論者がクラウス・シュワブの【グレート・リセット】を読んでみた

さてとポテト。

今さらながら考えを知る意味でも、(表に出ている)支配層の代表格のお一人、クラウス・シュワブさんの、その名も【グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界】なる本を読んでみた。

シュワブさんと庶民の温度差

結果全然ちゃんと読んではいないが、これだけツラツラと、我々庶民に自分たちの計画を(オブラートに包みながら、というより見せたくないとこはブルーシートで覆った上で)説明してくれる努力に感心する。

要は「このままだと世の中こうなるから我々の考えたやり方で世界をリセットして変えていくよ」って本。

私コレ図書館で借りたんですけど、こんなご時世なので、けっこう予約待ちするのかなと思ったら、借りるまでの数週間も含めてずっと貸し出し可(誰も借りてない)なの。

こういうとこからも、支配層の本気度と我々庶民のどうでもよさのコントラストをくっきりと感じる。

だって曲がりなりにも世界を変えられるであろう立場の人が、「みんなー!世界リセットして変えていくよー!準備はEか~い!?」ってこっちにマイク向けてるんですからね。

岸田総理も描くグレートリセットの先の世界

で、ひとつだけ今の世の中の流れの中で、こうなっていくんだろうな(コレを狙ってるんだろうな)というところを感じた部分を書いとく。

ざっくりと、国の枠組みを取っ払って世界統一政府として仕切り直すのがグレート・リセットの根幹。

って、全然陰謀論でもなんでもなく、岸田さんも「グゥレィトゥ・リセットの先の世界」を描いていこうと言ってますからね。

世界各国で「自国への不信感」を高めたい世界統一政府

スムーズな世界統一のためには、自然な流れの中で、世界各国の国々それぞれの信用を貶める方向に持っていきたいということで。

こんな感じ。

この混乱は今後何年も、ことによると何十年にもわたって続くだろう。こうした状況ですぐに出てくる明らかな影響は、多くの政府が批判されるということだ。パンデミックへの対応で能力や準備の不足を露呈した政策決定者や政治家に怒りの矛先が向けられる。アメリカの元国務長官、ヘンリー・キッシンジャーはこう述べた。「国民が一枚岩となって国家が繁栄するには、政府が災難を予見し、影響を食い止め、平安を回復できると信じられていればこそだ。新型コロナウイルスのパンデミックが終息したときには、多くの政府が対応に失敗したと見なされるだろう」。

グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

これも。

もしも一つのスーパーパワーが他国に秩序を守らせることができなければ、われわれの世界は「世界秩序の空白」に悩まされることになるだろう。国々や国際機関が、グローバルレベルでよりうまく協力する方法を見つけられなければ、世界は「エントロピー(無秩序)の時代」に突入するリスクがある。そのような時代になると、縮小、分断、怒り、偏狭などが世界を表す特徴となり、世界はより分かりにくく、より無秩序なものになるだろう。コロナ危機が、この嘆かわしい実態を暴き出し、深刻化させている。

グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

どーせならゾンビやめて明るく楽しくマスクをしながらグレートリセットを迎えてほしい

もはやなつかしのアベノマスクとか、緊急事態とかマンボウの対応とか、そういうのを順調に積み重ねて、我が国も一定の国への不信感は蓄積されてます。

日本人ってなんかホント、なんにも言わないで従うくせに不満ばっかり募らせますよねぇ。

あきらめてシュワブさんたちについていくんなら、鬱々とゾンビ感撒き散らしてないで、陽気にマスクしてグレートリセットの先の世界を一緒に描いてけやって。

とまぁ、そんなことで「大丈夫かよ国??」みたいな環境をじっくりコトコト煮込み倒してから、満を持しての「スーパーヒーロー世界政府マン参上!!」っていう惨状が待ち受けているワケです(ウマい!!やすむさんに座布団一枚!!)。

そんな感じで、まんまと、着々と、シュワブさんたちの計画の通りに進まされてるんだろーなと。

クラウス・シュワブの本気をいつまでも「陰謀論」で片づけようとする無礼な大衆

と、べつに難しい考察とかできないのでしませんが、最後にシュワブさんの本気度が伝わる「はじめに」と「結論」の一部を引用してサクッと終わりましょう。

はじめに

はじめに
多くの人がこう考えている。いつになったら、ノーマルな生活に戻れるのだろうと。シンプルに答えよう。戻れないのだ。戻る先が、危機の前はごく当たり前だった、いまや「打ち砕かれた」日常を指すなら、何も元通りにはならないのである。なぜなら、パンデミックを機に、世界の方向性が根本的に大きく変わるからだ。

グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

結論

これは、「あれば安心」というものではない。絶対に必要なものだ。社会や経済が抱える根深い問題に対処せず、解決せずに放っておいたら、結局は、戦争や革命のような暴力的な出来事によって社会がリセットされる。それは歴史の証明するところだ。私たちには、勇気を持って難題に立ち向かう責任がある。パンデミックは「社会を省み、考え直し、リセットするという、千載一遇のチャンス」を与えてくれたのだ。
 パンデミックが引き起こした深刻な危機によって、経済や社会がどのように機能し、なぜ機能しないかを考える機会がたっぷりと与えられた。その審判は明確だろう。私たちは変わる必要がある。というより変わるべきなのだ。だが、変われるだろうか?過去の過ちから学べるのか?パンデミックをきっかけに、明るい未来が開けるのか?地球全体に秩序をもたらすことができるのか?シンプルに言おう。グレート・リセットをやるのか、やらないのか?リセットは野心的な挑戦だ。野心的過ぎるかもしれない。それでも、やらないという選択肢はない。私たちは全力で取り組み、やり遂げなければならない。

グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

我々がのほほんとただ生きてる間に、支配層の皆様はいろんな会議起ち上げて何十年も話し合ってるんですから。

それを、なにも学ぼうとしない大衆がいつまでも「陰謀論」で片づけようとするなんてのは失礼もいいとこなんですよ。

ねぇ支配層の皆さん??

じゃ、おやすむ~!!

コメント

  1. T.I. より:

    本記事との関連で、ミシェル・チョスドフスキー著『仕組まれたコロナ危機-「世界の初期化」を目論む者たち』(共栄書房2022)が参考になります。

    • やすむ やすむ より:

      T.I.さん

      どうも!
      関連書籍ご紹介ありがとうございます!!
      丁寧に書いてくれてそうな本ですねー。
      さらにコレのマンガ版ぐらいでないと「読んでほしい人は読んでくれない」感はありますが。

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