ダウンタウンと生きづらさ 〜アラフォー男はだいたいダウンタウン症候群〜

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どうも、ごっつ世代の高校中退、林やすむ[@hayashiyasumu]41歳です。

夢で逢えたら、ガキの使い、ごっつええ感じ、この辺りを多感な時期にリアルタイムで体感していた方なら、多かれ少なかれダウンタウンの影響を受けてきたのではないでしょうか?

モチのロン、私もその一人でありまして、そんな私が当時から抱え続ける自分自身の「生きづらさ」をさかのぼっていたところ、源流のすぐそばにダウンタウンの存在がありました。

みんなダウンタウンになれるような気がした

いろんなことが解り始める年頃に、これまで体験したことのない感覚の笑い。

惹きつけられましたよね。

ただコレが、「あのコント最高だね」とか「あのコーナー面白いわ〜」だけだったら、こんな存在にはなっていません。

番組を通して垣間見える、モノゴトに対する考え方とか姿勢とか、どちらかというとそういう価値観とか思想みたいな部分の影響がデカいのですハイ。

『 笑い < 思想

コントとか企画とか、笑いの部分がかんたんにマネできないことは分かるんだけど、「思想」については、同じようなこと感じて同じようなことで笑ってるんだから、「自分も同じセンス持ってんじゃね?」って感覚に陥るワケですね。

身の丈に合わない思想だけを身につける我らダウンタウン症候群

なんとなく世間一般を下に見るとか、基本的に「だるいわー」みたいな姿勢で斜に構えて一生懸命やらない(ように振る舞う)とか、迎合せず自分と近い感覚の人間しか受け入れないとか、なんの結果も残してない若造が、こういう感覚だけを身につけるワケです。

多感な時期ですから、えらい吸収力な上しっかりと根づきます。

で、無意識。

コレがこわい。

松ちゃん浜ちゃんが世に出るまでに、どれだけ苦労して理不尽に耐え、道なき道を切り拓いてきたかなんて想像もしません。

芸人としての突出したセンスやオリジナリティがあり、それを磨いて、芸能界という特殊な社会でNSC(吉本興業のタレント養成所)1期生という前例のないポジションからのし上がった、スペシャル中のスペシャルな2人だから言えるし受け入れられて、今なお活躍を続けているのです。

高校を辞めて働きもせず、実家でお母さんのご飯を食べているだけの人間が同じことを言ったところで、たわごとでしかありません。

そんなんで社会に出てうまくいくワケがない

なにを成し遂げたワケでもないのに他人を見下して、一生懸命やらない上に協調性もない若造(並べるととんでもないロクデナシみたいですがまぁそれなりにはやってましたよそりゃ)が、社会に出てうまくいくワケがないですよね。

そんな自分にいかに早く気づいて改めていくかであって、それが成長だとか丸くなるってことだったんでしょう。

今だって、気づいた感出してますけど、多分改まってないからこんなふうに社会の底辺でもがいてるんだと思います。

ダウンシフトで失敗しないために。人生から「仕事」を減らす自分働き方改革。
どうも、履歴書のプラスにならない職歴コレクター、林やすむ[@hayashiyasumu]41歳です。私は、2017年9月にビルの受付係にダウンシフトしました。簡単に言うと、初老の男性がやるようなお仕事になります。ダウンシフト...

で、あーだこーだゴタク並べて、他人のせいにしたり世の中のせいにしたりして、勝手に生きづらがってると。

言うだけのことをやり抜く根性がない

ダウンタウンは、自分たちの力で「えらそうで生意気なダウンタウン」を認めさせたのです。

才能だけなワケはなく、努力や忍耐を積み重ねた結果です。

ダウンタウンを見ていただけの、我らダウンタウン症候群は、都合よく主張を取り込むだけで、それを貫いて証明する根性はありません。

コレについては、時代背景とか生育環境の影響は大きいと思います。(※舌の根も乾かぬうちに世の中のせいにしてますハイ)

ダウンタウンとダウンタウン世代だと、ひと回りぐらい歳が違います。

我々が子どもの頃というのは、近所にコンビニができ始めたり、世の中がどんどん便利になっていく時期で、思いっきりひもじい思いや不便を味わっていない分、それ以前の世代に比べてハングリー精神みたいなものがありません。

だったら昔の人はみんなダウンタウンになれたんかい!?って話になりそうですが、そうでなくてですね、ちょっと聞いて下さい。

まず、そんな時代背景なんかの影響もあって、努力や我慢をするだけの根性とか粘り強さが足りない。

そこに加えて、下手にダウンタウンゆずりの思想や価値観みたいなものだけを身につけちゃってるために、「思い通りにいかない時でもそれなりの自分のポジションを見つけてそこに収まる」ということが、すんなりできないワケです。

あきらめとかそんな感覚でなく、思い通りにならないことなんか当たり前で、自然に受け入れられるような環境で育っていれば、そんな時でも変に自分を卑下することもなく、それなりの職業に就き、それなりの生活をして、それなりに満足して暮らしていけるはずなのです。

その辺が、ダウンタウン由来の生きづらさみたいなものになるのでしょう。

自分の中の「リトル松ちゃん」を見つける

皆さんご存知の通り、本田圭佑の中には「リトル本田」がいます。

なのに、我々ダウンタウン症候群たちの中には「リトル松ちゃん」がいるのです。

まずはその存在に気づくこと。

そして、リトル松ちゃんの声を自分自身の声に上書きしましょう。

自分の声だと勘違いして無意識に聞き続けてきたリトル松ちゃんの声を、ひとつひとつ確かめて、本来の自分の価値観や思想を取り戻すのです。

そんなことを言い出しちゃうと、「一体なにが本来の自分なのか?」なんてことになりかねませんが、「これ松ちゃんっぽいな」ってのはけっこう分かりやすいはずです。

「自分の考え」なんて誰かの考えの寄せ集め

突きつめていうと「自分の考え」なんてものはほとんどないということです。

大半は親、あとは他の家族、テレビ、マンガ、友だち、先生、音楽などなど、自分が触れてきたものから無意識にインプットされて、ただ積み重なっただけのものに過ぎません。

なのでその「自分の考えらしきもの」の中で、自分を苦しめていそうなものを見つけたら、スッと抜き取って丸めてポイッと捨ててしまえばいいんです。

自分の考えとか信念とかいうと、大切にすべきもののように感じますが、ほとんどがなんのことはない、どっかの誰かが言ってたことです。

どんどん見つけてどんどん捨てましょう。

残ったものを「自分の考え」として上書き保存するだけで、だいぶ心が軽く生きやすくなるはずです。

えーっと最後に、なんだか終始ダウンタウンのせいで、松ちゃんのせいで生きづらくなった!みたいな論調となりましたが、我に々ダウンタウン世代が勝手にダウンタウンをテレビで見て影響を受けて、勝手に生きづらくなってるだけの話で、ダウンタウンは一切悪くないので、なんかごめんなさい、ダウンタウン。

てゆーか本当にありがとう、ダウンタウン!!

これからもずっと、孤高のカリスマであり続けて下さい!

なんだか近頃ちょっとヘンな気がしなくもないけど。。

ごっつ世代が憂う、政治論客風なダウンタウン松ちゃん(松本人志さん)との寄り添い方
どうも、ごっつ世代の高校中退、生きづらさ丸出し中年、林やすむです。つい先日、週間金曜日という雑誌を読みました。画像の通り、ダウンタウンの松ちゃんこと松本人志さんが表紙だったからです。内容はまぁ近年の(主にワイドナショーでの)松ちゃんの政治的な発言のアレコレについてアレコレ言うって感じでした。

じゃ、バイナラーッ!!

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