こんなカフェ自営で失敗した!個人経営でカフェを始めたい人へ送る失敗の実例と対策

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どうも、林やすむ[@hayashiyasumu]です。

高円寺で3年、北千住で半年(半年かい!)、カフェの個人経営を二度失敗した、林やすむです。

成功する方法はさっぱり分かりませんが、失敗の実例を元にあなたのカフェの成功率をアップさせるお手伝いならできるかもしれません。

それではサクサク行きましょう。

お金に余裕がないと心にも余裕がなくなり接客どころじゃない

当たり前の話ですけど、お金はあるに越したことはありません。

お金に余裕がなくなれば、気持ちの余裕もなくなります。

そんな状況で気分のいい接客ができるワケがありませんし、ムリをすることになるので精神的にキツくなります。

でもでも、お金がなけりゃ成功しないってことではないです。

工夫でどうにかなることはいくらでもあります。

中でも「内装・外装」。

これはもう、やり方次第でケタが1つや2つ変わるぐらい、やりようです。

店の看板とか、業者さんに頼めば10万以上平気でかかったりしますけど、板とペンキ買ってきて自分で描けば1万円かかりません。

そのあたりの工夫はやれるだけやりましょう。

ただ、絶対に向かってはいけないのは、食材費を削る方向。

個人経営規模で、食材のコストカットなんてたかが知れてますし、そこでチェーン店や人気店との差別化を図らずにどう戦うんだよってなもんです。

まぁしかし、一番の問題はやはり気持ちです。

現実問題お金がないと、どっちにしよう?って時に、 “お金のかからない方” という選択肢しかなくなるので、どうしたってネガティブな空気が漂います。

なので、お金はあればあるだけいいですが、ないにしても “ケチでなく工夫に見せる” こと、それを “楽しむ” ことを意識しましょう。

人見知り厳禁。店側から先に「業務に必要ない言葉」をかける

私の最大の失敗だと思ってます。

ホントに私、ほとんど黙ってたんです。

そんな、基本黙ってる私が急に「絶対やった方がいい!」と声を大にして言いたいこと。

初めての人にも、初めてじゃない人にも、常連さんにも、全てのお客さんに対して、こちらから先に「業務に必要のない言葉」をかけることです。

話しかけられたくないお客さんもいます。

若い頃は私もそうでした。

今の時代、世の中の流れ的にはそっちかもしれません。

でもコレ、(特に個人経営の店を選んで入ってくれてる時点で)まず相当に少ないですし、あくまで基本のスタンスとして話しかけられたくないと思ってるってだけで、いざ話しかけてみれば、それでお互い雰囲気が軽くなったり、 “思ったよりいいヤツかも” なんて思われたり(憶測)、たいがいいい方に転ぶはずです。

ま、話しかけてみて、本当にイヤそうだったら引けばいいって話で。

まずはとにかくお店の人として、こちらが(接客のルーチン以外の)最初のアクションを起こしましょうねってこと。

コレ、お金を除けば最も重要な気がします。

私は人見知り全開で、できたものを運んだらすぐに店の奥に引っ込む店員でした。。

もしコミュニケーションをとらない方向で行きたいなら、お客さんも店員も一切声を発しない「無言カフェ」ぐらいまでやっちゃえばそれはそれでアリかもしれませんが。。

いいウソをつく。「全部オススメです」とか言わない

ウソをつくっていうとアレですけど、例えば私の場合、「オススメどれ?」って聞かれると、まず困っちゃうんです。

パッと見て気になったやつでいいじゃん。とか、そもそも基本的に全部オススメだからメニューにしてるんですって。とか思ってなんとなくマゴつくと。

そうすると、お客さんも興ざめするというか、「ズバッとオススメできるメニューもないんかい?!」ってな感じになってしまうんでしょうね。

こっちからしたら全部オススメなんだけど、なんかこう、そういうの全部ひっくるめてコニュニケーションってことなんだなって、15年経って気づきました。

だからまぁ、対応としては、一個、絶対コレ!ってメニューを作るなり、決めちゃうなりする。か、「さっぱりと濃厚だとどっちの気分ですか?」とかワンクッション入れて、それに応じて答えるとか。

そんな風に、あくまでコミュニケーションをスムーズにとるためにも、バカ正直なだけではうまく行きませんよと。

まとめ

とこのように、お金は当たり前のこととして置いておくと、個人経営のカフェとしての私の失敗は『コミュニケーション』に集約されます。

昨今の(サードプレイスとしての)カフェに限った話になるかもしれませんが、味はおいしいにこしたことはないし、価格は安いにこしたことはない、という程度の認識にして、あまり突き詰めない方がいいです。

つってもそりゃできるなら突き詰める方がいいです。

コーヒーの味の追求は豆選びだけでいい。元カフェオーナーが本質重視で伝える家ドリップでの道具と淹れ方の正解
はい、味ばかり追求して店を2回ほど潰した元カフェオーナー(高円寺&北千住)鈴木よそじです。 コーヒーほどつかみどころのない飲み物ってなかなかないですよね。 この前飲んだ時は美味しかったのに今日飲んだらべつに美味しくないとか、評判のカフェのコーヒー飲んでみたけど、コレって美味しいの?でもみんな美味しそうに飲ん

てゆーか価格に関しては、むしろちょっと高めに設定しましょう。

お客さんがお店の質を高めてくれます。

価格で選ばないお客さんというのは、基本ちゃんとしてるのでお店の雰囲気がよくなりますし、価格で選ばない分、店側にもちゃんとしてくれよという視点があって、いい緊張感をもたらしてくれます。

失敗をしないために最優先で気にするべきは、コミュニケーションを含めたお店の雰囲気や居心地です。

それに加えて、信用を得るための時間(=お金)がかかるということ。

ちょっと変わった店にしたい(とか、どうしてもそうなっちゃう)場合は、より時間がかかりますので、お金はあればあるだけいいです。

私の場合、なぜかどうしても変な店になってしまうにもかかわらず、お金がなくてあっさり廃業しました。

高円寺の時も北千住の時も、来てくれるお客さんはものすごくいいお客さんばかりだったので、あるのは自分の不甲斐なさばかりです。。

それでは、あなたのカフェ自営の成功を心から祈っております!

では。

コメント

  1. のん より:

    はじめまして、いくつか記事とプロフィール読ませて頂きました。
    林さんの飾り気の無い文に惹かれました、死体のTシャツ斬新で面白いですね笑
    これからもブログの更新楽しみにしています。

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