THE SECOND(ザ・セカンド)がちゃんと面白かった話※ネタばれあり

さてとポテト。

ただのお笑い好きオジさんの感想文です。

私の優勝は囲碁将棋、準優勝は金属バット

決勝はマシンガンズとギャロップの対決で、しっかりした漫才をしっかりやり切ったギャロップの優勝でした。

私の優勝は、準決勝でギャロップに敗れた囲碁将棋です。

そして準優勝は、一回戦でマシンガンズに敗れた金属バットでした。

禁断のワクチンネタをブッ込んだ金属バット

トップバッターの金属バットに触れておくと、やっぱりワクチンをブッ込んできたとこですよね。

でこれのうまいのが、どっちともとれる感じにしてるのね。

なので、ちょっとツイッター覗くと、みんな信じたい方を信じてて、結局やっぱり自分を信じとるなーって。

ワクチン信じてる人は「反ワクがイジられてるのに勘違いして喜んでる」、ワクチンに懐疑的な人は「よくぞテレビで言ってくれた」って。

私的には「分からない」ってスタンスにしときますけど、ネタの構成上は「豚に真珠」「猫に小判」に対して、「デブやのにニューバランス」とか「グリーン車乗ってるガキ」とか、小林が「言いづらい本音」を言って、友保が一応逆のスタンスで受ける(否定や訂正はしない。けども他のパートのとこでは、小林の「(言ってること)合ってるよな?」に、友保が「合ってんねん」って返してたり本音では同意してる)体なので、そのパターンに倣えば、ワクチンが「飛んで火にいる夏の虫」であり「嘘も方便」であることは、「言いづらい本音」であり、「本音では同意してる」って、二人とも本音ではそう思ってるってことになりますよね。

「だから笑いが起こる」っていう経験則の元でそう作ってるってのはそうでしょうけど、だから本人たちがワクチンをどう捉えてるかってのは結局よく分かりません。

ブラマヨみたいに日頃からそういう発信してれば明らかですけど、なんとなく友保なんかは舞台裏っぽいとこでもしっかりマスクしてる画像けっこう見かけるし。

さ、そんなとこで。

昔見た時からの進化を感じさせてくれた囲碁将棋

囲碁将棋ね。

素人のくせに玄人ぶったことばっかりやろうとするって、二本とも単純に好きな感じのネタでした。

玄人ぶって言えば、頭でっかちになっちゃってる現代人へのアンチテーゼ的なニュアンスを感じたり。

見た後に気づいたこととして、昔見てた時から進化してるのがはっきり分かると嬉しくなるというか。

みんなベテランなので、まぁつまらなくはないけども、基本昔と同じことやってる感じの人たちが多くて、そんな中で(上積み以上の)はっきりした進化が見えたっつーかな。

三四郎なんかはもっと弾ける予感がありましたが、意外と力入りすぎてたんですかね。

昨今のトレンドは毒舌というより言いづらいことを代弁する系ネタ?

ただ毒舌というよりも、(毒舌も含めて)言いづらいことを代弁する系のネタがウケるみたいですね。

最初の金属バットもそうだし、M-1のウエストランドも、なんかで見たニューヨークもそんなネタやっててすげー面白かったですわ。

囲碁将棋のは、ダイレクトにそうじゃないんだけど、なんかそこら辺をくすぐる感じが絶妙でしたよね。

ギャロップ優勝でM-1の“セカンド大会”にならないことを願う

あとは、優勝のギャロップももちろん面白かったです。

ただ個人的に、ザ・セカンドの番組としての立ち位置的なことを思うと、今回のがっちりな感じのギャロップ優勝で、結局M-1取れなかった人たちのまさにセカンドな称号になっちゃうとするとなんかもったいない。

そういう意味では、マシンガンズ優勝の方が「THE SECONDっぽさ」みたいのが印象づいたんじゃないかなーとか。

もちろんM-1的な競技漫才の部分は加味しつつも、それより中堅ベテランの話芸の腕を楽しむみたいなとこに重きを置く感じ。

あとね、決勝は得点でなくてどちらかを選ぶ方がいい気がしました。

なんか決勝で、勝って嬉しいのに点数でちょっと反省しちゃうというか、喜び切れなくなる感じでしたよね。

的確なコメント連発の観覧のお客さんたちの正体

それと番組作り的なとこだと、客の感想をかなりたっぷり聞いてて、そのお客さんたちがただの予定調和な感想でなく、軒並み的確なコメントをしてくるっていうのが、感心しましたハイ。

したらやっぱ、ちゃんと「人並み以上のお笑い好き」を集めてたみたい。

R-1に見習ってほしい「面白く見せる番組作り」

あとオープニングのVTRで、私自身もそうだったんですけど、東野がウルッときてませんでした?気のせい?

そんな全体の雰囲気作りとかセットとか出てくる前の演者の写真とかもそうですけど、ぜひともR-1に見習ってほしいものです。

てゆーかもう、R-1に変わるピン芸人のコンテスト立ち上げちゃった方がいいですよね、別の局で。

ピン芸人だけ、夢のないR-1しかチャンスがないんじゃかわいそすぎますよ。

やっぱすげー考えられてた。

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勝つ前に勝ったって言っちゃって負けた囲碁将棋

さ、ザ・セカンドに戻りましょうか。

まーだいたい感想言い終わりましたけど、囲碁将棋のギャロップとの準決勝で、自分らの点数が出た時に、勝ったっぽいことを言っちゃってたんですよね。

(審査自体はその時点で終わってるし、ちょい前の小宮もそんな感じだったし)そんなんを言ってもいい空気は空気でしたけど、やっぱそれは言っちゃダメだったんだな~って思いました。

笑いの神様にプイッてそっぽ向かれた感じ。

さてそんなもんでしょうか。

あとはまぁ、今回たまたま(録画で翌朝に)見られる環境でしたが、4時間は長すぎましたわ。

じゃ、おやすむ~!!

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