さてとポテト。
皆さんご存知のように、私の2大慢性不調といえば、「坐骨神経痛」と「メンタル」。
この度、坐骨神経痛(その他慢性痛全般)の改善に大変有用っぽい「ミオンパシー」という整体法に行き着いたので書いときます。
カイロプラクティックで分かった「大腰筋が使えていない私」
そもそもは、数ヶ月前から2ヶ月ほど(ミオンパシーとは関係ない)カイロプラクティックに通ってみたのがきっかけ。
改善らしい改善は見られなかったものの、「骨格的な異常はなさそう」という点と、「大腰筋が極端に使えていない」という私固有の問題が浮き彫りになった。
普通に立ってて、横から腰骨をチョンと押されるだけでヨロけてしまう。
「試しに私を押してみて」と(10~15歳は年上であろう)先生を押してみると、先生の方はビクともせず、押した私の方がヨロける始末。
「大腰筋が効いてないから踏ん張れないんですよ」と。
とはいえなかなか兆しも見えず、お金も続かないので、自分なりに収穫を得られたキリのいいところでカイロは終了。
筋肉のロックを解除するセルフ整体「ミオンパシー」にたどり着く
「大腰筋 使えていない」とかそんなんで検索してアレコレ見ていた中に、「筋肉がロックされて働かなくなってる」みたいな記述があり、全体的に自分の状態に近いなと辿って、ミオンパシーなる整体法に行き着きました。
シンプルに言うと、「働かなくなってる筋肉のロックを解除する」んだと。
そして、そのやり方がまたシンプルで、(ミオンパシーを標榜する治療院はいくつかあるが)「セルフでできる」ことが非常に大きな特徴。
セルフ整体ミオンパシーの一番かんたんなセルフ施術方法
いきなりやり方だけ書きましょう。
- 気になるとこを手で押してみて、痛み・硬さ・くすぐったさなど、違和感を感じる場所を見つける
- そこを押さえたまま、体を動かしつつその筋肉がゆるむ姿勢を探す
- 見つかったらその姿勢のまま90秒待つ(手はそのままでも離してもOK。つっても初めのうちは触れたままにしてビフォーアフターを感じた方がいいです)
- (反対側の手を使うなど)なるべくその部位を直接動かさないようゆっくりと自然な体勢に戻す
以上、やってみると読むよりかんたんな4ステップ!
ミオンパシー開発者松尾毅氏による分かりやすいのに全然見られていない解説動画
元々は、オステオパシーのストレイン&カウンターストレインというスゴくスゴそうな手技からきてるらしいですが、そこから説明を始めるとゴールにたどり着かなくなりそう(ってゆーか私自身今知っただけ)なのでやめときます。
ミオンパシーをちょい知りたい方は、こちらの動画(約9分)をどーぞ。
ミオンパシーの開発者である、松尾毅(まつおたけし)氏による解説です。
ヒジョーに端的な説明で分かりやすいです。
にしても、「ミオンパシー」の開発者のYouTubeチャンネルの登録者数が35人って、今の時代の難しさを物語ってますよねぇ。。
だって、誰も知らないオジさんが一人で「ミオンパシ~!」って叫んでるワケでなくて、(この後書きますけど)すでに「知る人ぞ知る整体法」であり、その手技に感銘を受けて施術を学んで開業までしてる系列店が全国に30近くあるんですよ?
それでその状況って、なんかやりようないっつーかね。
まーいいや。
でも松尾総院長!上の動画の最後で言ってる、自律神経関連の話も聞きたいので、ぜひまた動画アップして下さい!
ちなみにストレイン&カウンターストレインとのちがいも、分かりやすく大阪本店のサイトに書かれてました。
セルフミオンパシーで実際に筋肉の痛みや硬さが消える
腰痛ジプシーとして様々な情報に触れたり治療や施術を受けたりしてきて、おそらく、腰痛肩こり関節痛などなどの「慢性痛の原因」はコレな気がしてます。
なんで急にこの「あんまり広まってない整体法」を、本物かもしれないと思ったのかといえば、やってみて本当にゆるんだ感じがしたから。
まー、ゆるんだ感じがして即治った!なんて体感まではないですけど、自分でやってみて、たしかに説明通りの体の状態に変化した感覚が、けっこう明確にあるんですわ。
いろんな体の部位をセルフでミオンパってみると、痛みやコリ感、硬さが直後に消える箇所もあれば、消えない箇所もあり、その辺は自分の体の状態とか、的確にアプローチできてないんだろうなとかそんなとこで。
セルフミオンパシーのデメリットは?
けど言ってみれば、セルフでやることのデメリットらしいデメリットは「できてるかできてないかよく分からん(けどまずまずできてるっぽい?)」程度のことなんです。
あとは一人じゃやりづらい箇所があることか。
までもとにかくやると、(すぐ明確にどこかが治るという感覚はなくとも)もっかい押してみて痛む箇所が消えたりは実際にするので、だったらやっとくだけやっといた方がええやん!?みたいに、次はココ次はココってやっちゃうんですわ。
どんだけ痛いとこあんねん!って感じですが、どこかしら慢性痛を抱えてる人(も自覚のない人も多分)は、押してみて痛いとことかコリコリ硬いとことか、意識して探したら無数に見つかるはずです。
で極端な話、当てずっぽでやってもどこかしらの「筋肉ロック」が外れてそうな感じがするっつーかね。
セルフ整体で役に立つムック本
で大変重宝するのが、こちらのムック本。
【たった90秒! 体の痛みを自力で治す本 (楽LIFEヘルスシリーズ)】
セルフでの代表的な施術箇所がシンプルに網羅されていて、開いたままにできるので、入門用にとっても使いやすいです。
部位によるけども、寝そべらないとできないとか、広い場所がないとできないってものばかりじゃないので気軽にできます。
同じ著者でセルフミオンパシーの伝道師的なご活躍をされている、鮎川史園(あゆかわしおん)さんの下記の書籍にも、同じようなセルフでのやり方の説明もありますが、文庫本サイズなので見ながらやるのには向かないですかね。
【「体の痛み」の9割は自分で治せる たった90秒! 超簡単セルフ整体術 (PHP文庫) 】
私は最初にこの文庫本を図書館で借りました。
セルフミオンパシーの分かりやすい動画やブログ記事も多数アップしてくれてます▼
「トリガーポイントブロック注射」の加茂淳医師の推薦文記載の松尾毅氏の著書
その他にも、ミオンパシーにリアリティを感じた要因がいくつかあります。
まずは、松尾氏の動画や鮎川氏の書籍でも触れられている、「トリガーポイントブロック注射」の加茂淳医師からのお墨付きがある点(※ネット上には加茂医師側からの発信は見当たりませんが、下記の松尾氏の著書の帯とまえがきにしっかり推薦文があります)。
加茂医師は、それまでの医学の常識に異を唱え、「腰痛などの慢性疼痛の原因は筋肉にある」と、新たなる腰痛の常識を世の中に投げかけたパイオニア的存在のお医者さんです。
でその初回の研究会に松尾氏も参加してる(本書「推薦のことば」より)ってことは、すでに同時期から「原因は筋肉」として施術をしてたワケです。
ナカムラクリニック院長ブログのミオンパシー記事
そしてもうひとつ。
個人的にはここからの流れの方にビシバシきました。
ナカムラクリニックの中村篤史院長のブログのミオンパシーに関する記事。
これ私当時も読んでるんですけど、その時はなんかこう、手っ取り早く結果を求めちゃってる時期だった(か、もしくは坐骨神経痛の状態がよかった)んでしょうかね、なんとなく読み流してて、今回ミオンパシーについて調べてたらこの記事出てきて、「やっぱ本質でモノを見る人間は行き着くとこに行き着くんやな~」なんつってちょっと驚きました。
續池均さんの「筋肉チューニング」もミオンパシーがベース
もうひとつもそんな感じなんですけど。
私のツイッターの非公開リスト「健康」に入れてる人で、續池 均(つづいけ きん)さんという、名前だけでいかにもなにかしら成し遂げそうな方がいて、単にツイッターで見かけて「言ってることがちゃんとしてるなー」ってリストに入れてただけで、なにしてる人かもそんなにはっきり認識してなかったんです。
なんとなくアスリート系ワイルド治療家みたいなイメージのみ。
それがね、これまたミオンパシーを調べてたら名前が出てきたの。
したら、續池さんがやってる「UROOM(ゆーるーむ)」(ワイルドなのにダジャレ!)という治療院のサイト。
内容見たらそのものズバリというか、續池さん自身が、ぎっくり腰だなんだと腰痛に苦しんだ末に行き着いたのがミオンパシーだったんですと。
そんで、元々治療家でもないのにミオンパシーをベースとした「筋肉チューニング」なる技法を確立させて、治療院をやってるんですって!
これ読んで下さい。
慢性痛のツラさを(勝手に)分かち合う身として涙がチョチョ切れますし、そっからの行動力にモリモリ希望と勇気とパワーをもらえます。
で、さらに繋がるんです。
「栄養」の重要性に気づいた續池さん、(コロナ禍で名が知られるより全然前に)前述のナカムラクリニックに患者として飛び込んで(東京から神戸!)、自らの施術に協力してほしいと直談判しに行って以来、交流が続いているようです。
なので、さっきのナカムラブログで書かれてる“ミオンパシーの施術者”ってのはおそらく續池さんのことなんでしょう。
いやまぁ、私の情報収集がずいぶんせまい世界で行われていると言えなくもないですが、こんな風に話が繋がるなんて、私の中ではものすごいドラマチックなお話しなのですハイ。
ロックされた筋肉が動き出すと自律神経も代謝も正常化する?
あとは、個人的にさらに信じたいのが、自律神経とか代謝との関わり。
様々な慢性不調が地道ながらトータルとして改善し続けてる感覚はありつつも、どうにも体の反応が鈍いというか、回復が遅いというか、代謝のサイクルがうまく回っていない感覚はずっとあって、キズやできもの捻挫なんかの治りが遅かったり、サプリにしても、よい体感より負担の方を感じやすかったり。
それがね、筋肉の血流が悪い酸欠状態のままロックされてるという認識だとすると納得いくというか、要はその辺も原因のひとつは筋肉で、筋肉が働き出せばおのずと代謝も回り出すんじゃねーかなという希望的観測が私の中で成り立つワケです。
なにしろ筋肉が2割を占める「基礎代謝」に大きく関わるのが自律神経ですからして。
言い方を変えればおそらく、筋肉ロックの症状というのは「痛み」だけではなく、自律神経や代謝を含めた体全体の機能異常を生むんではないだろーかと。
まーそんなんでですね、現状はっきりと「治った」なんて話ではありませんが、日々よい兆候を感じとっている真っ最中といったところで、まずはセルフでやれることを気張らずしばらく続けてみます。
もしもどこかの街の片隅で、不意に90秒間一点を見つめて動かなくなるビルの受付係を見かけたら、それが私です。
さぁさぁ、さらなるよい続報が書けたら嬉しいなと、たまには楽しげに筆を置きましょう。
じゃ、おやすむ~!!
ハイその後↓
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