私のオープンダイアローグ体験レポート

生きづらさ

オンライン診療医のたがしゅう氏のブログで、「オープンダイアローグ」なるものを知りました。

「オープンダイアローグ」について学ぶ | たがしゅうブログ

たがしゅう氏自身、下記の本で詳細を知ったばかりみたい。

診療に取り入れるためのテストの参加者を募っていたので、サクッと応募してみまして、そのレポートになります。

なので、正確には「オープンダイアローグのテスト」に参加してみた、ってことです。

オープンダイアローグってなに?

ちなみに、初めてオンラインで生身の他人とカメラ越しに絡みました。

かんたんな概要(ちょっと下の【「オープンダイアローグ」とは?】をどーぞ)↓

お探しのページがありません。 (404)
リザーブストックは個人事業者のためのインターネットマーケティング,集客管理システムです。

シンプルに言えば「(一対一でない)数人で対話をする」だけ。

一人が相談する人で、それ以外の人が相談に乗る人。

病気や症状そのものの相談でもいいし、人間関係がどうとかそんなんでもいい(多分)。

で、相談となると解決したくなるところなんですが、それをしません。

治療プログラムだけど、「治そうとしない」のです。

相談する側とされる側の心理的な違い

そんなとこで、実際参加してみて感じたことを書いときましょう(テストとしての改善点みたいなことではなく、体感してみての個人の感情の変化とかそんなん)。

せっかくなので、相談する側と、相談される側の両方を体験してみようと、2日間申し込みました。

まずとにかく、(もちろん私も含めて)日本人は対話とか議論みたいなことがヒジョ~に苦手だってこと。

相談する側の場合は、自分の相談内容をある程度正確に伝えることができないと、相談される側の意見が(される側のせいでなく)なんとなく的外れになってしまい、さらにはそれをその場で指摘もしづらいので、逆にモヤモヤがたまってしまう感じになる。

相談する側は、伝えたいポイントを事前に書き出して手元に置いておくぐらいの方がいいかもしれない。

相談される側に「コレ!」って返しがないと、沈黙か、「ですよねぇ」みたいな、我々日本人お得意のポジティブな同調や共感ばかりになってしまいます。

で、相談される側になると、ついそうなってしまうのが、「相談の解決方法を探してしまう」ことです。

それも意見のひとつだと言えなくもないですが、それをしないのがオープンダイアローグなワケです。

意外とできない「正解探しをせず違う意見を尊重する」こと

この辺もやっぱり、日本人特有な気がします。

無意識に正解不正解だけで見ちゃうというか、なんならそういう「反応」ってぐらいな。

多分そんな教育の影響ですよね。

正解は必ずひとつだけあって、あとは全部不正解っていう。

だから「違う意見」の存在が認められない。

現実は、正解不正解に分けられないこともあるし、正解がない場合もあれば、正解がいくつもある場合もある。

なんなら正解の中に不正解の要素も含まれるとか、ある不正解を経なければ正解にたどり着くことは難しいとか、自分の思ってる正解は他人が思ってる正解とは違うとか、とにかく日本人のイメージする「正解」ってのは、いつの間にか教育や社会によって作り上げられた概念みたいなものかもしれません。

だからこそ、いろんな角度からのいろんな感情や考え方に触れることで、ひとつの正解だけを求めてこじれ続けた心がほどけていく、みたいなとこじゃないかと。

「クイズ」でなく「大喜利」感覚で考える

多分、なにも意識しないと「クイズ番組の回答者」感覚になってるので、そこを「大喜利の回答者」のつもりで臨むといいのかもしれません。

正解を見つけるのではなく、自分の心の中とか感覚や体験から、お題に沿った回答を出してみる、みたいな。

「異論」が出やすい場にしようってのを、(日本人の場合特に)参加者全員が心がけてた方がいいかも。

心の膿を引っ張り出されたモン勝ち

あとそんなんで思うのは、「いかに自分の体験や感情を心の中から引っ張り出されるか」がオープンダイアローグの肝なんではないかということ(えーっとこういう考察はオープンダイアローグをたいして知らずに言ってることですのでどうかひとつ)。

他者の意見への返答で自然と出てくることもあるだろうし、なにかしら引っかかってて出せなかった言葉が、対話を続けるうちに出てくる場合もあると思う。

知らないうちに、心の膿のかたまりがドゥルルッと引っこ抜かれてるみたいなのがどれくらいあるかが、メンタルへのよい作用につながるような。

オンラインなら特に「迷ったら言う!」

あとは、単純に「待っちゃう」。

オンラインだと尚更そうなりますよね。

でそのままタイミング逃して、言おうとしたことが言えないまま終わる。

「迷ったら言う!」ってのも、全員の共通認識にしちゃうぐらいでちょうどいいかも。

あとはとにかく場数ですかね。

今回は本当に初っ端のテストだったのでその場限りでしたが、本来は同じメンツで繰り返していくものだそうで、やはり積み重ねがあってこそ、徐々に効果らしきものを感じられるのかなぁってところです。

さてそんなとこで、この連休にまた募集されてるので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょう?!

お探しのページがありません。 (404)
リザーブストックは個人事業者のためのインターネットマーケティング,集客管理システムです。

私はすでにどこかの一日にまた申し込みましたので、Zoom画面でお会いしましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました