続きです。
初めての移住体験は旅行気分でいい
ここからは、「移住体験」としての感想みたいなことを書いておきましょう。
やはり、1泊2泊程度だと旅行気分でしかいられないというのが現実です。
ただ、ココ非常に重要なんですが、行ってみて、運悪く特別イヤなことでもない限り、多少なりともその地域への愛着みたいなものが生まれます。
その積み重ねが、移住体験の意義みたいなものなんではないかなと。
本気の人しか受けつけない移住体験施設が多い
他の地域のとかも色々見てみると、1週間以上からとか、一度その土地に訪れていることとか、初日と最終日は平日で(鍵の受け渡しの都合)とか、体験利用のハードルがやけに高いことが多いんです(※逆に料金は無料だったりやけに安かったりする)。
かんたんな話、本気の人しか受けつけませんよっていう。
でもこれ、行政の取り組みとして専用の施設まで用意して移住してほしいってことなワケで、むしろ本気じゃない人にいかに「移住体験」というその一歩を踏み出させるかが重要な気がするんですよね。
本気の人は自分で動きますから。
そういう意味で、今回の東秩父村は一歩目に最適な施設だと思いました。
てゆーかそもそもそういう意図で考えられていて、選ぶべくして選んだってことなのでしょう。
全国の自治体に参考にしてほしい「ハードルの低い移住体験施設」のサービス設計
村からの委託を受けて施設の管理をしてる企業さんがコチラ↓
他の自治体も参考にされた方がいいと思います。
- 1泊から利用可(土日で行ける)
- 移住体験としては割高だが旅行よりは割安(旅行気分で利用しやすい)で、人数が多ければ(移住人口が増える可能性が高ければ)&日数が増えれば(移住の実現度が高ければ)よりお得になる
- それなりにお金を取る分、設備や備品を整えて、(気軽な利用者ほど)満足度を高める
- 年4回まで利用可(利用の度に地域への愛着が増す&お金も使う)
(息子さんを連れてやってきた)移住者でもある委託先の担当の方も、まず来てくれることが第一なのでまた気軽に利用して下さいってなことを言ってました(※担当の方、見てますかーッ!?)。
なんの役にも立たなかった「ふるさと回帰支援センター」
そういうので言うと、ちょっとグチりましょう。
移住体験の一歩を踏み出すにあたって、まったくなんの役にも立たなかったのが、「ふるさと回帰支援センター」。
有楽町の交通会館にあるやつ。
まずは、移住が実際どんなもんなのかなってのをなんとなくでも知りたいと思って問い合せたんですよ。
どこがいいとか、なにやりたいとか、ひとまずなんにもないんですけどって。
それでもいいからお越し下さいって言うから、まったくのってない家族を連れて行ったのに、いざ行ってみたら「プランがなんにもないんじゃ紹介もなにもしようがない」みたいな感じで、担当者をとっかえひっかえされ、グズグズ時間だけかけてパンフレットかき集めて持たされただけで帰ったんですわ。
事前に「私以外乗り気じゃないので、家族が少しでも前向きになるような話をしてもらえれば」って子どもの年齢とかまでちゃんと知らせてたのにもかかわらず。
こんなの一発なんですよ。
まず海か山どっちが好き?ぐらいのチョイスをさせたら、近場の移住体験施設をいくつか見繕って、旅行気分でもなんでもいいのでとにかくまずは行ってみて下さい!って。
その一歩のケツ押しだけしてくれりゃソレでいいんですよ。
無駄に広い空間にパンフレットずらずら並べて、イチイチ色々入力して予約させといて職員はいっぱいいるのに利用者は我々家族のみ。
そんな中で、対応が「困る」だけって。
こちとら、興味持って、問い合わせして、予約して、真顔の家族連れて、ってそれなりに小さめのハードルをいくつか越えてやってきてるワケですから、以後もうちょっと考えて対応して頂けることを切に願っております。。
ふぅ~・・・
さ、この辺にしときましょうか。
とりあえずですね、ホント旅行気分で気軽に利用できるとってもいい移住体験施設でした。
じゃ、おやすむ~!!
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